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2005年に創業100周年を迎えた新潟県内洋菓子店の代表格。名物「クレープ」は新潟の甘党で知らない人はいない!と言われる程の絶品。

村恭(MURAKYO) 2008年に新設された神林店。新工場も併設。

新潟の名物となった「村恭のクレープ」

2005年に創業100周年を迎えた県内洋菓子店の代表格「MURAKYO」(村恭)。明治38年(1905年)に村山恭太郎が和菓子屋を創業したのがその始まりだが、地元・村上には洋菓子を売るお店が無く、町の子供達にケーキを食べさせてあげたいと、1979年から洋菓子の販売を開始した。中でもその当時から不動の人気を誇るのがいまや、村恭の大定番となっている「クレープ」。現社長である4代目村山信吉が、「和菓子のように、手に持って食べられるケーキは作れないだろうか。」と考えた末に生み出されたもので、いまや新潟の甘党には知らない人はいない!と言われるほどに、新潟県民の馴染みの味として定着している。生では日持ちしないこともあり、県外で入手することが難しく、お盆や年末などには地元に帰省してきた人々が懐かしの味を求めて列をなすのだという。今では新潟を飛び越えて全国に噂が広まり、デパートや物産展などで販売されることもあるが、ほとんどの工程が手作業で生産されているため、数量限定、即完売となってしまう大人気商品なのだ。

味の秘密は地元食材へのこだわり

村恭の味の秘密は、なんといっても素材選びにある。地元である村上を始めとする新潟県内産の食材を使うことにこだわっている。クレープに使われている生クリームは新潟県内の「原田乳業」から取り寄せたもの。クレープの生地などにも使われる塩は地元村上で、海水から手作りで作り出される「ミネラル工房」の天然塩。ジェラートや、シフォンケーキに使う緑茶には地元「富士見園」の村上茶。いちごは、地元農家の方が、完熟状態の「越後姫」を朝採りしたもの。実際に使われている素材のほとんどが県内産である。それは地元の方々に愛されてきた村恭ならではのこだわり。いまや、新潟の代表格となった洋菓子店「村恭」は、きっとこれからも、県内の素晴らしい生産者たちそれぞれの想いを乗せて、オリジナルのお菓子を生み出し続けるのだろう。

  • 発売から30年以上!地元の方に愛され続ける名物、四角いクレープ。 発売から30年以上!地元の方に愛され続ける名物、四角いクレープ。
  • 明るく広々とした店内には作りたてのお菓子が綺麗に並べられている。 明るく広々とした店内には作りたてのお菓子が綺麗に並べられている。
  • 特徴的な薄く柔らかいクレープ生地は、その日の気温や湿度で配合を変える。 特徴的な薄く柔らかいクレープ生地は、その日の気温や湿度で配合を変える。
  • 柔らかい生地が破けないように、丁寧に包んでいく。 柔らかい生地が破けないように、丁寧に包んでいく。
  • ほとんどの工程が手作業ながら、一日に3000個作ることもあるとか。 ほとんどの工程が手作業ながら、一日に3000個作ることもあるとか。
  • 焼き菓子にも一つ一つにこだわりあり。贈答に最適な詰め合わせ。 焼き菓子にも一つ一つにこだわりあり。贈答に最適な詰め合わせ。
  • 神林店でしか食べられないジェラートは是非店頭で。濃厚です。 神林店でしか食べられないジェラートは是非店頭で。濃厚です。

生産者紹介

専務取締役:村山哲志
専務取締役村山哲志

新潟の老舗洋菓子店・村恭の味を受け継ぐ専務取締役。結婚を機に妻の実家である村恭へ。出身は東京・練馬だが、村上市に祖母が住んでいて昔からよく来ていた事もあり、東京から村恭のある新潟県村上市に移り住むことに抵抗はなかったとのこと。お菓子作りは村恭に来てから0からのスタートだったが、村恭に来てから既に15年以上が経つ。今は自分の作ったお菓子が、お客様に喜んでもらえることに大きな喜びを感じていると笑顔で話す。

現在は神林店の店長を務めながら、歴史ある村恭の味を受け継ぎつつ、地元の食材を用いた新たな商品開発を行なっている。「新潟は素晴らしい食材を作る生産者がたくさんいるが、うまくそれをアピールできていないことが多い。そういった地元の食材を使ったお菓子で、新潟の味を村恭から発信していきたい。」と話してくれた。

店舗詳細

店舗名称 村恭(MURAKYO)
住所 新潟県村上市牧目砂山1262
営業時間 AM10:00~PM7:00
定休日 第2・第4水曜日