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目次
新潟県が移住相談件数で全国2位!なぜ今新潟なのか?
どーもみなさんはじめまして、株式会社クーネルワークの谷と申します。
2011年に縁あって東京から新潟市に移住した、いわゆる「Iターン」って奴です。まぁ別にターンはしてないのだけど。
私も実際移住者ではあるんですが、首都圏から地方への移住先として、今、新潟県に注目が集まってきているのをみなさんご存知でしょうか?
2016年度 都道府県別移住相談件数 TOP10
- 長野県 15,021件
- 新潟県 13,246件
- 北海道 11,794件
- 富山県 11,787件
- 石川県 9,099件
- 兵庫県 8,109件
- 鳥取県 8,059件
- 高知県 7,518件
- 福井県 7,148件
- 山梨県 6,932件
こちらは、総務省が発表した都道府県や市区町村などの「自治体が受けた移住相談の件数」のランキングなんですが、新潟県は前年10位からの大躍進で全国2位に浮上!
新潟県としては、首都圏での移住相談場所を増やしたり、PRイベントを開催するなどの取り組みを積極的に行っていて、
来月11月19日(日)にも、県内企業、団体、市町村など、約50ブースが出展する史上最大規模の新潟移住支援イベント「にいがたU・Iターンフェア2017in東京・有楽町」が開催される予定です。
そこで今回、新潟県の「移住先としての魅力」を、徹底調査すべく!
新潟県で移住者増の取り組みを行っているご担当者様に取材の申し出をしたところ・・・
多忙につきNGとのこと。
うーん残念。
と、思ったら、「代わりに…」ということで、とんでもない人を紹介して頂きました。
それがこの方。
え…?
なんでレルヒさん?(新潟のゆるキャラです。詳しくは後述。)
一応理由を聞いてみたら大体こんな感じでした。
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谷
移住先としての新潟の魅力をPRする企画で記事を書こうと思っていたんですが…なんでレルヒさんなんですか?
できれば移住者増の為の県の取り組みとか、どんな人が新潟に移住してきているのかとかちゃんと聞きたいです。
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県担当者
スキーを広めるために、1911年にオーストリアから新潟に来た方なので、「移住の大先輩」として企画の趣旨には合うかと思います。
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谷
ちょっと何言ってるかよくわからないんですけど…
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県担当者
いや、レルヒさんならイベントPRキャラクター等を歴任していますし、新潟県内でも有数の知名度と人気を誇りますので。
是非レルヒさんにインタビューしてください。
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谷
・・・わかりました、とりあえずやってみます。
(新潟移住を検討してるのって県外の人だし、レルヒさんとか絶対知らないと思うけど)
ということで、レルヒさんに外国人から見た新潟生活の魅力をインタビューしてほしいという謎企画がこの記事です。
とりあえずレルヒさんに話を聞きにいく
ということで、インタビュー場所として指定された新潟市江南区の亀田公園に来ています。
なんで亀田公園なんだろう、レルヒさんこの辺に住んでるのかな…。
っていうかどこにいるんだレルヒさん…。
(この遊具なんなんだろ)
あ・・・
レルヒさんいた。
・・・はまってます?
超出づらそう。
出てきてみたら思いのほかでかい!
ってか最後伸びたよ絶対。まだなんかしわしわしてるし。
ここで一応、レルヒさんのことを知らない方のために説明しますね。。。
レルヒさんのプロフィール
レルヒさんは日本で初めてスキーを広めた実在の偉人「レルヒ大佐」を盛大にデフォルメして生み出された、新潟を代表するゆるキャラです。
実在のレルヒさん 引用:Wikipedia
新潟の地で日本初のスキーを教え、長野、北海道にも伝えた実在の偉人、レルヒさん(テオドール・フォン・レルヒ)が、日本のスキー発祥100周年をきっかけに、「日本元祖スキー漢(おとこ)」として、帰ってきました。
幸せのウコン色に身を包み、日本最大(主に態度)の身長およそ2700mm(気候により変動)という一度見たら忘れられない凛々しい風貌で、おもしろそうなところには、季節を問わず出没します。
出典:新潟県のゆるキャラ 日本元祖スキー漢(おとこ)レルヒさん オフィシャルサイト
日本元祖スキー漢(おとこ)レルヒさん、ということで、幸せのウコン色とか、身長が気候により変動(多分空気圧の関係)とか、つっこみたいところが多すぎるんですが、新潟県民に絶大な人気を誇り、ありとあらゆる県内イベントに駆り出されています。
ちなみに「レルヒさんのうた」( iTunesで試聴)もあります。このハイセンスで洗脳的な歌を新潟県民は大体歌えます。
Twitterも大人気。独特のカタコト口調+謎の関西弁が特徴です。
ぱんつハ Tばっくヤ ケドナ
RT おはようございます。
「おじさんだれ?」
「えあばっくノ妖精ヤ」#レルヒ団 pic.twitter.com/ZvUS6DN9uR— レルヒさん (@TheodorVonLerch) August 11, 2017
Tバックのパンツを履いているエアバックの妖精らしいです(嘘)
レルヒさんの説明はこれくらいにして、早速インタビューに移りたいと思います。
レルヒさんに新潟の魅力をインタビュー
いやでかいな。
すごい見下してくる。
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谷
(新潟に移住して6年。まさかレルヒさんにインタビューする日が訪れるとは…)
早速なんですが、レルヒさん。新潟に来て106年くらい経ってると思いますが・・・新潟の生活にはもう慣れましたか?
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レルヒさん
当たり前ダロ
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谷
ですよね。新潟での生活の魅力ってどんなところですかね?
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レルヒ
ゴ飯ガ ウマイ。新潟来テ 太ッタ。
(・・・太ったも何も絶対それ空気で膨らんでるだろ。っていうかモーター音が気になる。)
新潟といえば何と言ってもお米。コシヒカリだけでなく、今年一般販売が開始された新潟の新ブランド米「新之助」も話題です。
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谷
実際のところ自分自身は、「新潟=米」のイメージしかない状態で東京から新潟に移住しましたけど、食べ物で言うとお米だけじゃなくて、新潟は基本的になんでもあるし、なんでも美味しいですね。
海の幸も、山の幸もあるし、四季がはっきりしてるからか、旬ごとに新鮮な果物や野菜が楽しめますね。新潟に来て初めて朝採りの枝豆を食べた時には、あまりの美味さに衝撃を受けました。
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レルヒさん
ウン
-
谷
食文化も豊かで、タレカツ丼や、へぎそば、栃尾の油揚げ、十全なす漬けとか、ぽっぽ焼きとか、東京にいた時には知らなかった「美味いもの」にたくさん出会いましたねー。
全国的には知られていないものが多いのは本当にもったいない。
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レルヒさん
ワカル
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谷
(あれ、なんだこれ。しゃべってるのほとんど俺じゃん。)
新潟は米しか無いと思っていましたが、実際は結構なんでもあります。いやまぁほとんど田んぼと言えばそれもそうなんですが。
全国的にはあまり知られていませんが、新潟の夏の名物の一つが、枝豆です。
実は新潟は、枝豆の作付面積が全国で1位。でも消費量も圧倒的に多いので県外にはあまり出回らない、という謎の現象が起きています。新潟県の家庭では、夏になるとザルに山盛りの枝豆が毎日のように食卓に並びます。朝採りされた鮮度抜群の枝豆は、香りと旨みが尋常ではなく、これを知ってしまうと冷凍物には戻れなくなります。
ちなみに新潟の下越エリアでは、かつ丼=タレカツ丼を指します。甘しょっぱい醤油タレにくぐらせたサックサクのカツと、炊きたてのコシヒカリのコンボで、これが衝撃的な美味さ。一度は食べてみて欲しいです。
・・・。
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谷
レルヒさんって日本で最初にスキーを広めた人なんですよね?
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レルヒさん
随分 昔ナ
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谷
そういう意味だと、新潟はウィンタースポーツができるのも良いところですよね。
さっきも言いましたけど、四季がはっきりしてるから、冬に限らず季節ごとのレジャーとか観光スポットが充実してますね。
春は日本3大夜桜と言われる高田城をはじめ、お花見スポットがたくさん。夏は海でも山でも遊べて、長岡花火のような日本でも有数の花火大会も複数ある。秋になれば弥彦山とか紅葉スポットも充実しているし、冬になればウィンタースポーツに温泉。
東京から新潟に移住したばかりの頃は、なんだこれ最高かって思いましたよ。
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レルヒさん
ソウヤナ
海も山もある新潟。夏は山登りや海遊び、冬はウィンタースポーツと、アウトドアレジャーが充実。
長岡花火は人生で一度は見たほうがいいです。スケールが半端じゃないです。
ちなみに新潟は、北国のイメージから、夏も涼しいのかと思っていましたが間違いでした。
実際には「冬は超寒くて、夏は夏でかなり暑い」のです。
四季がはっきりしている、とよく言われますが、春と秋はちょっと短く感じます。
っていうかこいつまともにインタビューやる気ないな・・・
すごい楽しそうだけど。
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谷
相談件数は増えているみたいですけど、実際のところ、地方移住といえば北海道や沖縄だったり、首都圏近郊だと長野・山梨あたりが定番化していて、新潟はまだまだ移住先として認知されていない印象ですよね。
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レルヒ
ウンウン
-
谷
山間地域で農業やったり、雪国で田舎暮らししたい、っていうような人にも良いですけど、自分が住んでいる新潟市中心部なんかは、新潟駅周辺を中心に政令指定都市として一通りの物が揃っているし、大型ショッピングモールもたくさんある。
道路も整備されているから、ちょっと車で走れば海や山にも出れるし、レジャーやアクティビティも充実してる。
家賃もかなり安いし、1時間近く満員電車で通勤…なんてこともない。
いざという時にも新幹線で東京まで2時間もかからずに帰れるというこのちょうど良さを、もっと多くの人に知ってほしいですね。
意外と都会な新潟市。
新潟駅近くの万代エリアには大手ファッションブランドが集まります。
一方で、ちょっと早起きして仕事前に釣りに行く、とかも全然できちゃう。仕事前の小一時間でイナダがバカみたいに釣れた時の写真。
ちなみに新潟市内は海沿いなのもあって、基本的に雪もたいして積もりません。大雪が来るのは何年かに一回、という感じですが、道路などはあっという間に除雪されます。
上中越エリアは、降雪量が心配な方もいるかもしれませんが、道路には消雪パイプが整備されていたり、除雪作業もしっかりされているので、生活上困ることはほとんどありません。雪国生活を満喫したい方、ゲレンデに近いところに住みたい方にもおすすめです。
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谷
特に子育てに関しては東京に比べると格段にしやすいと思いますね。新潟は元々共働き家庭が多い土地柄ということもあって、保育園探しに困ることもほとんどないと思います。子育て支援のサービスや、子供を遊ばせられる施設・大きな公園などもたくさんあります。
移動も車が中心なので、子供を連れてのお出かけや買い物が本当に楽です。車の運転が苦手だとちょっと辛いかもしれないですが、これに慣れてしまうと電車移動の生活にはちょっと戻れないですね。
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レルヒさん
・・・。
新潟の市立水族館「マリンピア日本海」は、年間パスポートが3,500円という安さ。他にも、1日中楽しめる長岡の国営越後丘陵公園など、東京に比べると、手軽に子供と遊べる場所がたくさんあります。
もうコイツほっといていいかな。
昔は東京よりも人が多かった!?新潟県のポテンシャル。
ちなみにみなさんは、新潟県がかつて全国で最も人口が多かったということをご存知でしょうか?
1888年(明治21年)の人口調査によると、新潟県は全国1位の166万人。その後の1893年の調査でも、東京の人口を超えて全国1位でした。
確かに面積は全国都道府県5位の広さがあり、農業をはじめとした一次産業が盛んな上、港町として交易の拠点としても発展し、多くの人が集まったと言われています。
ちなみにレルヒさんが日本にスキーを広めたのも明治時代。1911年です。
(っていうかブランコやばいな。。。頭が。。。)
戦後になると、高度経済成長の波によって、新潟から多くの人が東京を中心として首都圏へ移り住んでいきました。
1997年をピークに約249万人にまで増えた人口は、その後、少子化や転出超過などの影響で、2017年の段階で人口は約228万人。全国で15位の人口となっています。
現在も、進学や就職を契機に、新潟から多くの若者が県外へ流出しており、
このまま何も対策を講じなければ、今後、2035年には200万人を割り込み、2060年になると約134万人まで、人口は減少していくと予想されています。
(※出典:新潟県人口ビジョン)
あと40年ちょっとで、ピーク時と比べて人口が約半分になる・・・?
これは恐ろしい事態!
正直、県外出身者の私から見ても、元々の人口規模や、土地面積、東京からの距離感、農業やものづくり産業の成熟度、仕事環境・生活環境…etc から見て、新潟は知名度が足りてないだけでポテンシャルは非常に高い地域なのでは?と思っているので、なんというか非常にもったいない感じがします。
東京で消耗しちゃった方、地方移住・田舎暮らし・新規就農を考えている方!
私東京から新潟に移住して既に6年程経ちますが、新潟生活、かなりおすすめです!
そして新潟を離れてしまった若者たち!
新潟があなたを必要としているよ!戻っておいで!
ということで改めてイベント情報
来月11月19日(日)、県内企業、団体、市町村など、約50ブースが出展するイベント「にいがたU・Iターンフェア2017in東京・有楽町」が開催予定!新潟県史上最大級の規模で、Uターン就職・転職や移住をサポートするイベントです!
こんな方へおすすめ!
- 新潟県内企業へのU・Iターン転職をお考えの社会人の方
- 新潟県内企業へのU・Iターン就職をお考えの学生の方
- 農業・林業・漁業への新規就業、看護の仕事、起業、地域おこし協力隊に興味がある方
- 新潟県への移住をお考えの方、理想の移住先を探している方
- スペシャルゲストが新潟の仕事や暮らしの魅力をたっぷりお伝えするトークイベントに関心がある方
- 新潟県内の特色ある高校(水産、海外大学進学、音楽)への進学に関心がある中学生とその保護者の方
イベント概要
日時
2017年11月19日(日)11:00~17:30
会場
東京交通会館12階 ダイヤモンドホール
※JR有楽町駅から徒歩1分
トークイベント盛りだくさん!
元アルペンスキー日本代表 皆川賢太郎さんや、世界から注目される新潟企業、株式会社玉川堂と今代司酒造による、『世界が、全国が注目する”にいがた”のモノづくりの魅力』をテーマにしたトークセッションなど、にいがたの仕事と暮らしの魅力をたっぷりとお伝えするスペシャル企画を予定しています!
仕事・暮らしの相談ブースが約50出展
新潟転職の大チャンス!県内大手企業の採用担当者と直接お話できる企業エリア(転職ブース)や、移住にあたっての仕事や暮らしをサポートする12の団体が参加するサポートブース、県内の20市町村が出展するブースなどなど!
就職・転職相談、農業・林業・漁業への就業相談、起業創業サポートに、住まいの相談、地域の魅力、住み心地、支援策など、それぞれのブースでなんでも聞けますよ!
詳しくはこちらのページでご確認ください。
11月19日(日)【有楽町】にいがたU・Iターンフェア2017
このイベントに来れない方も、新潟県が運営する新潟県U・Iターン総合サイト「にいがた暮らし」を是非ご覧あれ。
新潟での暮らしや、移住に関するサポート情報が満載です!
ということで、最後取ってつけたようにレルヒさんと握手してみましたがいかがでしたでしょうか。
今回改めてわかったことは、ゆるキャラにインタビューとか無理じゃない?ってことと、レルヒさんの新潟での人気っぷりは本物、ということです。(公園中の子供達が集まって大変だった)
それではまた。
【提供】
新潟県 県民生活・環境部 新潟暮らし推進課
【ライター】
谷 俊介
※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。