新潟県が7年をかけて開発した新ブランド米「新之助」!実際にコシヒカリと食べ比べてみた!

米どころ新潟のプライドが詰まった、新ブランド米「新之助(しんのすけ)」。一般販売は平成29年度からの予定で、まだ市場には出回っていませんが、すでに試験販売が始まっています。編集部で独自に入手できたので、早速コシヒカリとの食べ比べをしてみました!

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※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

「新之助(しんのすけ)」ってどんな米?

新潟県は古くからコシヒカリの産地として、米作りにおいて高い評価を受けてきました。コシヒカリのブランド化によって、新潟県ではコシヒカリの栽培集中が進み、現在では県内生産量の約70%がコシヒカリとなっています。

コシヒカリの生産が集中することで、天候被害などのリスクが増すこともあり、新潟県ではコシヒカリより早い時期に生産できる早生品種・遅い時期に収穫できる晩生品種の開発をそれぞれ進めてきました。

そこでまず登場したのが早生品種の「こしいぶき」です。「こしいぶき」はコシヒカリに匹敵する食味を持つ早生品種として定着し、新潟米の新しいブランド米として一定の成功を収めました。

こしいぶきの開発に成功した新潟県が次に取り組んだのが晩生品種の新ブランド開発。これが「新之助」です。

つや姫(山形県)、ゆめぴりか(北海道)、青天の霹靂(青森県)など、他県で評価の高い新品種が続々と登場していることもあり、コシヒカリとは異なるおいしさを追求し、7年の歳月をかけて開発されました。

20万株の米から選抜がスタートし、米の輝きや食味のテストを繰り返した結果、最終的に選ばれたのが「新之助」です。

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出典:shinnosuke.niigata.jp

コシヒカリの遺伝子を25%受け継いでいますが、その食味はまったく異なるそうです。

新之助の名前の由来は?

新之助の「新」は、「新しい」・「新潟」の「新」。

誠実で芯が強く、かつスタイリッシュな現代的日本男児をイメージして、「新之助」という名前がつけられたそうです。

名称は特徴を的確に表しているか、話題性があるかといった観点から、有識者の助言も受けて決められました。

味の特徴は?

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コシヒカリとは異なるおいしさを追求して開発された新之助。

食味としては、

  • 大粒で粒揃いが良い
  • 美しい輝きとツヤがある
  • ほんのりと良い香りがする
  • 甘みとコク、味の厚みがある
  • 冷めてもおいしい、硬くなりにくい
  • しっかりとした粒感と粘りが両立している
  • 貯蔵中の品質劣化が少ない

といった特徴があります。

新品種「新之助」と代表的な米の品種について、それぞれの味を味覚センサーにより数値化を行った結果、米のおいしさに関連するコク、味の厚み、濃さ・ボディ感、旨味、甘味すべてにおいて、「新之助」は平均値よりも高いことがわかりました。特にコクと甘味、味の厚みに特徴があり、その数値は他道府県産の代表的な品種とは大きく異なることがわかります。
出典:shinnosuke.niigata.jp

どこで買えるの?

実は、新之助の一般販売は平成29年度からの予定で、まだ市場には出回っていません。

しかし今年からすでに試験販売は始まっています。

新潟県内では、新潟伊勢丹と新潟三越などの百貨店で、10/5に試験販売がスタート。イオン23店舗でも10/20から販売開始しました。

購入整理券を手に入れようと、店内には午前9時の配布前から長い列ができた。魚沼産コシヒカリと同じ水準の高めの価格ながらも、同店に用意された2キロ(1274円)の500袋は午前中に完売。
出典:sankei.com

↓試験販売店の情報はこちら。
試験販売店|新潟県の水稲新品種 「新之助 しんのすけ」

編集部でも入手できたので、実際にコシヒカリとの食べ比べをしてみました!

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その名の通り、「限定お試し米」です!

追記:2017年10月より新潟直送計画でも販売開始しました!

令和3年度米 新潟産新之助 – あしぬまカントリー

令和3年度米 新潟産新之助(特別栽培米) – ファーム小栗山

令和元年度米 新潟産新之助(特別栽培米) – アグリーホンマ

令和3年度米 新潟産新之助(特別栽培米) – 濁川生産組合

令和3年度米 新潟産新之助 – 袖山米穀農産(袖山商店)

令和2年度米 新潟産新之助 – 新潟ケンベイ

令和3年度米 糸魚川産新之助 – 清耕園ファーム

令和3年度米 新潟県産新之助(無洗米) – 重野農産

是非お試しください!

編集部でも独自に入手!早速食べ比べ!

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ということで、まったく同じ2つの炊飯器で、コシヒカリ(特別栽培米)と新之助を炊き比べ!

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ツヤのある炊きあがり。

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とりあえず香りから。香りに関しては、コシヒカリの方が強い感じがします。

新之助はほんのりとクセのない香りです。

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さっそく食べ比べてみます。

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ぱくり。新之助初体験。

噛めば噛むほど甘みやコクを感じますが、コシヒカリと比べると、雑味がないというか、さっぱりしている感じがします。おかずの味を引き立ててくれるようなイメージ。

コシヒカリの方が、新之助に比べて粘りも強く、味も自己主張が強い感じです。

新之助も粘りはありますが、コシヒカリに比べるとほぐれやすい感じがします。

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一粒一粒が本当に大きいです。見た目にもはっきりわかります。

正直食べ慣れているのもあって、コシヒカリの方が味や香りがしっかりしていて、食べごたえがある感じがしましたが、クセがなく、噛めば噛むほど甘みを感じられる新之助もおいしい。

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みんなで目をつぶって食べ比べもしてみましたが、味の違いはそれなりにありました。

SNSでも話題!みんなの評価は?

食べ慣れている、という点でコシヒカリに軍配が上がることもあるようですが、食味としての評価は上々のようです。

来年の一般販売でどう評価されるか!新之助の今後に期待大です!

追記:新潟直送計画でも販売開始しました!

令和3年度米 新潟産新之助 – あしぬまカントリー

令和3年度米 新潟産新之助(特別栽培米) – ファーム小栗山

令和元年度米 新潟産新之助(特別栽培米) – アグリーホンマ

令和3年度米 新潟産新之助(特別栽培米) – 濁川生産組合

令和3年度米 新潟産新之助 – 袖山米穀農産(袖山商店)

令和2年度米 新潟産新之助 – 新潟ケンベイ

令和3年度米 糸魚川産新之助 – 清耕園ファーム

令和3年度米 新潟県産新之助(無洗米) – 重野農産

是非お試しください!

※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

この記事のライター

谷 俊介

株式会社クーネルワークの代表取締役。23歳の時に愉快な仲間達と東京から新潟に移住。1987年生まれのゆとり第一世代。気づけば立派なアラサー。

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