【新たな観光スポット】菊水酒造本社売店が4/28(日)にオープン!気になる施設の全貌を一挙ご紹介♪

新潟県新発田市に本社を構える菊水酒造では、2019年4月28日に新しく売店をオープンさせます。売店オープンと合わせて、庭師田中泰阿弥がつくった髙澤邸の庭も一般公開を開始!今回は新たな観光スポットとして生まれ変わる、菊水酒造の魅力と施設の全貌を一挙にご紹介します。

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※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

新潟の酒蔵「菊水酒造」とは?

新潟県新発田市に本社を構える菊水酒造。
2019年4月28日。同じ敷地内で菊水酒造の売店がオープンします!

どんな売店なのか?!すぐにでも気になるところではありますが、

「菊水酒造ってどんな酒蔵なの…?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、菊水酒造についてちょっとだけお話ししたいと思います。

生酒界のパイオニア!

創業は1881年。
度重なる加治川の水害により、1969年に現在の新発田市島潟へと移転しました。

3年後の1972年、日本で初めて火入れをしない缶入り“生原酒” 「ふなぐち菊水一番しぼり」の商品化に成功します。

生原酒というのは「生」の「原酒(加水していない酒)」のこと。

通常、日本酒は品質を保つために火入れという低温殺菌をしているのですが、「生」というのは火入れをしていないお酒をさします。

生酒は火入れしたお酒よりもフレッシュではありますが、その分劣化もしやすく、当時は生酒を缶で発売することなど考えられませんでした。

開発当時。菊水酒造では※「ふね(日本酒を搾る機械)のくち(出口)」から出るしぼりたての生原酒を、蔵に訪れたお客様だけに振る舞っていたのですが、飲んだお客様の「美味しい」という声に応えるべく、どこでも誰でも気軽に楽しめるようにと「缶入り生酒」の商品化を決意。(※蔵では「ふなぐち」と呼んでいました。)

そして、たゆまぬ企業努力で生まれたのが「ふなぐち一番しぼり」なのです!!

これが生酒ブームの火付け役となり、2017年には累計出荷数量3億本を突破!普段、日本酒を飲まない方でも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

良質でありながら、コンビニストアでも買える手軽さで「コンビニ最強日本酒」なんて言われることもあるんですよ。

菊水酒造は生酒界のパイオニアと言っても過言ではありません!!

毎月27日は「ふなぐちの日」

27日は「ふな(27)ぐちの日」ということで、夜の8時から10時まで「ふなぐちツイッター飲み会」を開催中!
SNSを通して全国のふなぐちファンと繋がれます♥

このように、菊水酒造は良い品質のお酒(モノ)を造るのはもちろん、その先にある面白い(コト)までを追求し、暮らしに寄り添う日本酒を提案し続けています。

他にも紹介したい菊水酒造のお酒は沢山あるのですが、今回は割愛して施設の紹介に移りますね。

気になる施設を一挙ご紹介

全国から大注目!「菊水日本酒文化研究所」

最初にご紹介するのが「菊水日本酒文化研究所」です。

モノづくりを基盤としながら面白いコトを追求し、「モノ」と「コト」を融合させ日本酒を面白くすることをテーマに、蔵人の研究機関として2006年に設立。

2018年より一般公開され、すでに全国から多くのお客様が訪れています。(要予約⇒詳しい日程はこちら

研究所の地下「酒文化情報資料室」には、貴重な資料や蔵書が合わせて約3万点も展示されています。
これでも全体のわずか1割程度だというのだから驚きです。

昔の「モノ」や「コト」をヒントにすくい上げた、新たな「モノ」と「コト」もありますよ!

蔵書はお酒の文献だけでなく、食や美術、流通、商業、地域、文化等に関するものも沢山あり、学生さんが勉強に来ることもあるのだとか。

1Fは「広敷」と呼ばれるホールがあり、イベントや研修会を行うことができる交流の場となっています。

もちろん、試飲設備もバッチリ完備されていて、新しいお酒の楽しみ方も提案しています!

上記写真は昨年開催された古事記の朗読ライブにて。
日本文化に触れながら、菊水酒造のお酒を使ったカクテルを堪能しました♪

そしてこちらは「居場(蔵人用語で休憩所の意)」

地下と1Fの間にあるのですが、この位置に定めたのは窓の外の加治川の土手を利用し、人工的な建造物を視界に入れないため。

お客様に寛いでいただく応接室として利用されています。

日本初の有機空間の蔵「節五郎蔵」

これらの施設の反対側にあるのがお酒を醸造する「節五郎蔵」。
創業者 髙澤節五郎氏の名前にちなんでいるのかな?!

節五郎蔵には自動制御装置がなく、全て手作業。

菊水全体の日本酒製造量うち、1%ほどがこちらで製造されています。

仕込み時期のタイミングが合えば、様々な製造シーンを見ることができますよ!

総杉板張りの麹室。

有機空間(有機JASに基づいて設計管理された空間)として日本で最初に認定を受けた蔵です。

建築物としても十分見どころがありますので、訪れた際には是非とも足をお運び下さい!

日本を代表する庭師 田中泰阿弥がつくった「髙澤邸の庭」

売店オープンと同時に、新たに公開されることになったのが「髙澤邸の庭」。
この庭をつくったのは新潟県柏崎出身の田中泰阿弥(たなかたいあみ)。

なんと!あの京都の「金閣寺」や「銀閣寺」なども手掛けた日本を代表する庭師です!!

県内では新潟市の北方文化博物館や新発田の清水園などの修復作業も行っていたそうです。

こちらの庭は、彼が更地の状態から初めて造った、とーーーっても貴重な庭なんですよ!

庭のことをよく知らない私でも、自然美に思わず感動してしまいました。

この日は4月の中旬でしたが、これから春夏秋冬、四季折々の庭の表情を見てみたいものですね。

新発田と北越後の魅力が詰まった「菊水酒造本社売店」

施設を十分満喫し「お土産が欲しいなぁ……!というところで!本社売店へ行ってみましょう♪

売店では、菊水酒造のお酒や酒器はもちろん、新発田の特産物も用意されています。

ここでしか買えない注目のお酒が。。。

その時にある、蔵で搾りたてのお酒をサーバーから瓶詰め販売。

超超フレッシュなお酒を購入することができます!

一方で、10年熟成させた「2009年製造ヴィンテージ熟成ふなぐち菊水一番しぼり」も販売。

特別にどちらも試飲させていただきました。

写真ではちょっと分かりにくいですが、色の違いが分かるかな?

生まれたてのふなぐちと、10年熟成させたふなぐち…

(おー!!口の中が10年のタイム旅行♪)

酒好きライターおすすめ!菊水商品5選!

最後に、数ある商品の中で「どれを買ったらいいか迷ってしまう…」という方のために、私がイチオシしているアイテムをご紹介しますので参考にしてみて下さい。

ふなぐち菊水一番搾り500ml

最初に紹介した「ふなぐち菊水一番搾り」のボトルバージョン。

缶ではちょっと物足りない、またはちょっと飲みきれない…そんな悩みもあったかと思います。

こちらはリキャップできて好きな量を好きなだけ楽しむことができます。
ボトルサイズなので、これまでと同様に持ち運びや保存にも便利ですよ。

無冠帝

スッキリ爽快な口当たりの生詰め吟醸酒です。

新潟らしい淡麗辛口なお酒なんだけどスタイリッシュで新しく、オシャレな日本酒。
合わせる食事も難しくないので、女性や若い人にもオススメです。

ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019″で最高金賞を受賞。ぜひワイングラスで楽しんでください!

十六穀でつくった麹あま酒

2017年に発売と同時に、大人気のあま酒。

「日本雑穀アワード2018金賞受賞」、雑誌フィッテ「ダイエット&ヘルス大賞2018甘酒部門一位」ほか、テレビなど様々なメディアに取り上げられています。

雑穀のつぶつぶ食感が特徴的で、飲み物というよりは食べ物な感じ。

豆乳や牛乳で割ったり、ヨーグルトやシリアルにかけたり、アレンジも自由自在。
これからの、暑くなる季節にピッタリです!!

スーパー酒粕さかすけ

さかすけ(酒粕を乳酸発酵)を使用した万能調味料です(アルコールなし)

さかすけについてはこちらから↓
【関連記事】
発酵の町 新潟で生まれた、乳酸菌発酵のスーパー酒粕「さかすけ」

お料理の下味からスイーツ作りにまで使えるので、奥様へのお土産にいかがでしょうか?

市販のホットケーキミックスに加えて焼いたら、ホットケーキにほのかな酸味がプラスされ、もちもちのお食事パンケーキみたいになりました!お試しあれ♪

遊興杯

個人的に一目ぼれした酒器です(照)

サイコロを振って、出た目の杯を使って日本酒を飲むという「遊び」が楽しめます。

サイコロには「唄」とか「踊」とかの目もあるので、これを使えばパーティーで盛り上がること間違いなし!!

2019年4月28日(日)オープニングイベント開催!

正式オープンの4月28日(日)には、オープニングイベントが開催されます。
当日は鏡開きや甘酒の振る舞い、出店や縁日のコーナーもありますので、お酒が飲める人も飲めない人も、大人からお子様まで、みーーーんなで楽しめますよ!

本社売店オープニングイベント

日時:4月28日(日)11:00~16:00
場所:菊水酒造本社 新潟県新発田市島潟750
問合せ:0120-23-0101
URL:菊水酒造HP

※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

この記事のライター

okutani

新潟市南区出身。 365日ダイエットと言いながら、白米もラーメンも日本酒もやめない生粋の新潟っ子。お酒のイベントによく出没します。

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