【特集記事】全部見せます!新潟銘菓「河川蒸気」製造工場へ潜入レポ!

「河川蒸気」は、新潟市にあります「お菓子処 菜菓亭(さいかてい)」が製造する銘菓です。新潟土産の定番として大人気のお菓子で、全国菓子大博覧会では会長賞を受賞、TV番組「シルシルミシルさんデー」の「全日本隠されたお土産お菓子ナンバーワングランプリ」で1位を獲得した実力者!発売開始から30年経った現在も年間71万個以上を販売する河川蒸気の美味しさと、愛され続ける秘密を探るべく、製造工場へ潜入してきました!

お中元

※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

越後銘菓【河川蒸気】とは

お菓子処 菜菓亭(さいかてい)が作る新潟土産の定番!!

河川蒸気

新潟土産やお呼ばれの手土産として大人気の【河川蒸気(かせんじょうき)】

菜菓亭

ふわふわもちもちの黒糖風味の生地に包まれた、上品な甘さの小豆クリーム♥がたまらないお菓子です。

新潟市民なら、誰もが一度は食べたことがあるに違いない!!

なんとこの河川蒸気、美味しさだって折り紙付き!

第25回全国菓子大博覧会で会長賞受賞。

2011年に放送されたTV番組「シルシルミシルさんデー」の「全日本隠されたお土産お菓子ナンバーワングランプリ」で1位を獲得。

全国に認められた、まさに新潟を代表する銘菓の一つなのです!!

発売開始から30年。

現在も年間71万個以上を販売している凄いお菓子なんですよ!!

「いえいさん♪」の愛称でもお馴染み

河川蒸気を作っているのは菜菓亭(さいかてい)でお馴染み、「株式会社いえい」です。

本社のある地元・新潟市北区では「いえいさん♪」の呼び名でも親しまれています。

というのも、株式会社いえいは1970年に「いえい洋菓子店」として創業したから。

1975年にはパンの製造販売を開始し「PAN」、「麦ばたけ」を開店。

現在では和洋菓子店として県内に18店舗を展開しています。

和風オムレット?洋風どら焼き?いいえ!「洋風蒸しどら焼き」です!

それで、この河川蒸気についてですが……

河川蒸気を知らない方に「どんなお菓子なの?」と問われると説明に困ります……(皆様も経験あります?)

“和風オムレット”と表現する人もいれば、“洋風どら焼き”と言う人もいます。

うーん、どうなんだろう???
どっちも合っているような……
ということで、改めて調べてみたところ!

菜菓亭曰く「洋風蒸しどら焼き」
やっぱり和洋折衷スイーツでした!(長年のモヤモヤがスッキリ)

調べ出したらもっともっと知りたくなってしまったので、新発田市にあります河川蒸気の製造工場に突撃してみました!!

製造工場へ潜入!【河川蒸気】ができるまで

工場を案内してくれたのは、なんと!
河川蒸気の生みの親の一人、製造部長の渡辺剛さん。

新潟菓子界の重鎮と言っても過言ではないでしょう♪

気になる工場内はというと…

(うん?意外とコンパクトな感じ?!)

  • 渡辺さん

    では、さっそく工程順にお教えします。

  • 奥谷

    企業秘密なところがあったら撮影しないので遠慮なく仰ってくださいね。

  • 渡辺さん

    そんなにないですよ(笑)

(え?!そうなの??渡辺さん太っ腹!!嬉しい!!)

①生地作り

まずは生地作りから。

材料は、砂糖・グラニュー糖・塩・重曹・カラメル・フレーバー・黒糖液・乳化剤など。

河川蒸気の為に選んだ、河川蒸気専用の小麦粉

生地に入れる黒糖は「幻の黒糖」と言われている沖縄宮古島産のものを使用。

これが河川蒸気特有の生地の風味を生み出しているんですね!

卵は地元北区の豊栄産!!

材料を混ぜ合わせて
(比率だけは企業秘密でした)

生地を練って……

河川蒸気専用・完全オリジナルの機械ラインで絞っていきます。

生地の下にすでに包み紙が敷かれていますが、これには雑菌の付着を最小限に抑えるという役割もあるそうです!!

機械を使って1時間で1500個、1日9000個製造されるそうです。

驚くなかれ!
この機械を入れたのは2012年頃からで、それまでは一つ一つ手作業だったんだそう!

(大変だったんだろうなぁ……)

そして絞った生地はすぐに蒸し器の中へ。

蒸すことおよそ7、8分。

ふわ~っと甘い良い香りが周囲に立ち込めてきましたよ♪
すでに美味しそう……

蒸しあがった生地は次の工程に入る前に扇風機に当てて冷まします。

クリーム作り

生地作りと並行して、生地の中に包む小豆クリーム作りも行われています。

厳選したこだわりの北海道産の小豆を煮ると……

ふっくらツヤツヤ♥

ここで塩が登場!
小豆の甘味を引き出すのに重要なのがこの「塩」なんです!!

小豆に加える塩は渡辺さんのこだわりで、新潟山北産の「海の塩」を使用しています。
(山北地域は現在の村上市)

渡辺さん自ら、山北の塩屋さんを訪ね歩いて探したのだそう!!

  • 渡辺さん

    これが小豆を“いい塩梅(あんばい)” にしてくれるんだよね~

  • 奥谷

    なるほど~。優しい小豆クリームの甘さの秘密の一つがコレなんですね!!!

茹で上がった小豆からあんこを作って、ホイップクリームと合体♥

河川蒸気専用、極上小豆クリームの出来上がりです!!

あぁっ…
ここにスプーンを突っ込んでそのままクリームを食べたい(笑)
絶対美味しい……

そして……
じゃーん!!
この鮮やかな桃色をご覧ください☆

こちらは新春から発売される「ももクリーム」の材料です。

あぁ!こっちも美味しそう♥

発売が待ちきれない!
早く食べたいなぁ~

  • 渡辺さん

    いつかル・レクチェのクリームも作ってみたいんだよね。

  • 奥谷

    わぁ♥それは是非とも作って欲しいです!!

クリームを生地に包む

そして再び登場する河川蒸気専用ライン。

生地とクリームをセットして…

使用する材料も器具も細かく衛生管理されていますね。

いざ、発進!!

ポチっとな♪

ライン上の微妙にカーブした道を通るとクルっとクリームが包まれる仕組み。
なるほど~!河川蒸気のあの形はこうしてできていたんですね!

梱包

小豆クリームと生地が揃って成形が済んだら、河川蒸気はそのまま次の工程、梱包へ!

最後は裏返しになって出てくるのですが、これは賞味期限等の印字などに間違いがないかチェックしやすいための工夫です。

はい!
これで河川蒸気の出来上がり!!

河川蒸気の出来たていただいちゃいました♥

今回は特別に出来立てホヤホヤの河川蒸気を食べさせていただきました。

ほぉら、見てください!

ふっくら!
ふかふかのもちもちで、いっそう香りが立ちますね◎

では、いただきまーす!!!

(んんんッ!!!これは……!もちろん河川蒸気だけど、いつも食べている河川蒸気と違う!違うぞ!!)

  • 奥谷

    渡辺さん!!ふわっふわですっごく美味しいです!!

  • 渡辺さん

    できたては違うでしょ!?このふわふわ感を店頭で味わっていただきたいんです。
    品質や賞味期限はこれまで通りのまま、このできたての味にどれだけ近づけて提供することができるか、まだまだ模索している途中です。ちなみに、お菓子を包んでいる紙も、
    生地がくっつかず剥がれやすいようにいろいろ研究したんですけど、もっと良いものがあったらいいなぁと思って今も探しています(笑)

  • 奥谷

    個人的にはもう十分ペロっと剥がれやすいような気がするんですけど…まだ納得していないんですね?!渡辺さん、研究熱心!!

こんなに美味しいのに……
河川蒸気はこれからもまだまだ進化していくようです。

工場見学番外編・他にも見せます!菜菓亭の美味しいお菓子たち

工場では、河川蒸気の他にも様々なお菓子を作っていましたので、少しだけではありますがご紹介したいと思います。

定番大福・季節の大福

菜菓亭では塩大福やフルーツ大福が人気。
フルーツ大福は季節の果物を丸ごと包む豪快さと贅沢な味わいが好評です!

なんと大福のお餅をつくるためのもち米は、渡辺さんがご自身で育てていたんですよ!

杜氏さんが自ら酒米を育てているみたいな感じ??!!

これってもう絶対間違いないヤツですよね?!
伸びが良くってツヤツヤと美しい白色にうっとり~

こちらは塩大福。

ほら、大福になってもやっぱりこんなに伸びる!
できたてだとよりフワッ♪モチッ♪の食感が楽しめますね。
口の中に入れるとふわっととけちゃう~。

フルーツ大福のほうは、一つ一つ手作業で包んでいます。

一番人気のいちご大福は、1日に1000個も作るんだそう!!
それでもいつも売り切れちゃってなかなか食べられないんですよね……

季節とともに大福の中身も移り変わっていくからいつ食べても旬◎
秋・冬はみかんやいちじくがおすすめです。

最近話題のシャインマスカット大福もありましたよ!

スイートポテト

そしてこちらは北区の名産シルクスイートのスイートポテト!!
北区産のシルクスイートは「しるきーも」というブランド名でも知られています。
火を通したときのなめらかな触感と濃厚な甘みで大人気のさつまいもです♪

ねっとり濃厚!一度食べたらやみつきになります。

菜菓亭は洋菓子も充実◎

限定ロールケーキ

取材時に見せていただいたのは特別招待会の限定ロールケーキ!!

ん……?特別招待会ってナンダ??

まずは菜菓亭でお買い物をするともらえるスタンプカードでポイントを貯めましょう♪
そうすれば限定スイーツを購入することができるようになるのです!!!

このスイーツには菜菓亭からお客様への日頃の感謝の気持ちが込められています。

店頭には並ばない菜菓亭の特別なスイーツ、味わってみたいですよね~。

私も頑張ってポイント貯めるぞ!!

愛され続ける理由

それではここで、懇切丁寧に案内してくださった渡辺さんにお話を伺ってみましょう。

渡辺さんは学校を卒業後、東京の和菓子の老舗「とらや」で修行。
新潟に戻り、株式会社いえいに入社しました。
渡辺さんの入社をきっかけに、現会長が和菓子の製造を提案したといいます。

  • 奥谷

    渡辺さんがお菓子作りでこだわっているところはどんなところですか?

  • 渡辺さん

    素材をきちんと吟味することです。美味しくない材料から美味しいお菓子は作れません。でも今はね、会長から「お前はお菓子を作る環境を作るのが使命だ」と言われています。なので、私は大きな製造機械はあえて入れないようにしているんです。

  • 奥谷

    確かに、最初に工場へ入った時、コンパクトだなという印象を受けました。それはどうしてですか?

  • 渡辺さん

    ここで働く従業員は女性が多いので、女性でも無理なく仕事が出来るように、扱う機械や材料の重さを考えました。それに、小さいサイズで作る方が品質の向上にも繋がります。工場内のレイアウトも、極力移動が少なく効率的に作業ができるように考えています。

  • 奥谷

    なるほど~。

  • 渡辺さん

    床の素材は身体に優しい木の素材も取り入れてあります。コンクリートだけだと身体が冷えて腰を痛めてしまったりするので。

  • 奥谷

    凄く優しい会社!!私、今の職を失ったらここで働きたいです(笑)

  • 渡辺さん

    お菓子を貰って嫌な気分になる人はいないでしょ?私たちは食べる人を幸せにする、夢を売る仕事だから従業員にも楽しく仕事をして欲しいと思います。嫌な気持ちで作ったお菓子はダメです。

取材中、終始穏やかな笑顔で声をかけてくださる渡辺さん。
お菓子と一緒に働く仲間たちに注ぐ情熱や優しさ・愛情がいっぱい伝わってきて、とっても幸せな気分になりました!

河川蒸気ひいては菜菓亭が長く愛される理由、それは作り手としてのこだわりと商品に対する愛情、お客様への気配り、そして細やかな企業努力があったからだと、よーーーーく分かりました!!!

さいごに

みなさま、越後銘菓「河川蒸気」はいかがでしたか?

なんだかもう、今すぐにでも食べたくなってきましたよね!

今回は通年販売している小豆クリームをご紹介しましたが、他にも夏限定「枝豆クリーム」、秋限定「くりクリーム」、秋冬限定「コーヒークリーム」、新春~春限定「ももクリーム」の5種類がありますので、目指せコンプリート!

いずれは菜菓亭の洋菓子部門、お菓子の里にあります「ケーキラボ」にもお邪魔したいと思っております!

お楽しみに♪

あ、決してケーキ目当てでお邪魔するわけではありません。
決して……

……たぶん(笑)

菜菓亭 豊栄本店

住所:新潟市北区葛塚3249
営業時間:9時~18時30分(元日のみ休み)
URL:新潟菓子工房 菜菓亭

※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

この記事のライター

okutani

新潟市南区出身。 365日ダイエットと言いながら、白米もラーメンも日本酒もやめない生粋の新潟っ子。お酒のイベントによく出没します。

新潟 ホームページ制作
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