秋の味覚!新潟特産「おけさ柿」ってどんな柿?おいしい食べ方と合わせてご紹介!

四季折々で様々な果物が楽しめる新潟。秋の新潟の果物といえば、ブランド柿として名高い「おけさ柿」です。実はおけさ柿は品種名ではなく、「八珍柿」という呼び方もあるんです。おけさ柿の特徴やルーツ、おいしい食べ方などを調べてみました。

隠れたフルーツ王国・新潟

長野県や山形県など、新潟のまわりにはフルーツ王国を名乗る県が複数あります。

でも、新潟だって負けてはいません!お米とお酒だけじゃないんです!

春にはイチゴ、夏にはスイカ、メロン、桃、秋にはぶどうや梨、いちじく、冬には洋梨の一種ル・レクチェなど、四季折々の果物が楽しめます。

そんな中でも、秋の味覚として馴染み深いのが、柿です。

新潟には「おけさ柿」というブランド柿があるのをご存じでしょうか?

「おけさ柿」ってどんな柿?

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新潟の柿といえばブランド柿として名高い「おけさ柿」です。

やや扁平な形をした種の無い柿で、代表産地である佐渡の民謡「佐渡おけさ」から名付けられました。

種が無いため食べやすく、口の中でとろけるような食味、まろやかな甘さが特徴です。

代表産地は佐渡市の羽茂地区、新穂地区、赤泊地区、新潟市の巻地区、秋葉区などです。

おけさ柿=八珍柿=平核無柿?

実は、「おけさ柿」という呼称は、品種名ではなく「商標名」です。品種としては「平核無柿(ひらたねなしがき)」と、平核無柿の早生品種の「刀根早生(とねわせ)」という2品種がこれにあたります。

元々は「八珍柿」と呼ばれていました。種のない柿は全国にも類がなく、種の無い世にも珍しい柿だということから、越後七不思議の八番目にあたるとして、新潟県農事試験場が名付けたとされています。

柿には、収穫後そのまま食べることができる「甘柿」と、渋抜きをしないと食べられない「渋柿」の2種類が存在しますが、おけさ柿は渋柿なので、収穫後に渋抜きをする必要があります。

かきの渋味はタンニン物質のシブオールによるもの。渋抜きによって、このシブオールを「水溶性」から「不溶性」に変化させることで、口の中で渋みを感じなくさせることができます。

この渋抜きによって、甘柿にはない柔らかい肉質となり、とろけるような甘さが味わえます。

現在、流通する多くのおけさ柿は、保管庫に炭酸ガスを充填し、酸欠状態にすることでシブオールを不溶性に変化させる方法が取られています。しかし、昔ながらの焼酎を使った方法の方がより甘さが引き出せるという声もあり、渋抜き方法にこだわりを持っている生産者も多くいるようです。

美味しく食べるために

スーパーなどで購入する際には果実全体に赤みが入り、ハリがあるもの、へたと果実の間に隙間が無いものを選ぶと良いようです。

出荷直後はサクッと硬めの食感になっています。おけさ柿ならではの、とろけるような食味を楽しむには、少し日を置きつつ、触ってみて好みの柔らかさになってから食べましょう。

逆に、冷蔵庫に保管すると、3日~4日程度は、熟すのを遅らせられます。

万が一、渋味が残っているようであれば、ビニール袋で密封した状態で、なるべく暖かい所に2日~3日置くと渋みが抜けるそうです。

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熟し過ぎた柿の美味しい食べ方

軟らかくなってしまった柿は、そのまま凍らせて、シャーベットにして食べることができます。「へた」の部分をカットしたら、そのままスプーンでおいしく召し上がれます。

また「柿プリン」も今話題です!

なんとゼラチンも卵も使わず、柿と牛乳だけで、マンゴープリンのようなプルプルのプリンができるんです。作り方はとーっても簡単で、完熟した柿をピューレ状に潰したら、柿のおよそ半分程度の牛乳を加えてよく混ぜ、冷やしておくだけ。柿と牛乳は2:1の比率が目安です。

柿に含まれるペクチンという成分が、牛乳に含まれるカルシウムに反応し、ゲル化するため、これだけでプリンのような食感に仕上がります。フルーチェなどと同じ原理なのだとか。

完熟した柿は甘いので、砂糖を入れなくてもOK。SNSなどでも話題となっています。

意外と知らない!「柿」の健康効果!

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昔から「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど、柿は栄養価が豊富な果物です。

レモン1個とほぼ同量のビタミンCを含んでいるので風邪の予防にもぴったりです。

また、「タンニン」、「カテキン」、「フラボノイド」など、柿には多くのポリフェノールが含まれています。

その量はなんと赤ワインの10倍、お茶の30倍も含まれていて、血液をサラサラにして動脈硬化を予防する効果があります。

また柿には、みかんなどに含まれる「βクリプトキサンチン」や、トマトに含まれる「リコピン」などの色素成分が含まれていて、これらも生活習慣病の予防に効果的と言われています。おけさ柿は色が濃いのが特徴の一つで、これらの色素についても他の柿に比べて多く含まれています。

この他にも病気に対する抵抗力を高めたり、肝機能向上による二日酔いの防止や、美肌効果、抗ガン作用、利尿作用、整腸作用、血圧を下げる作用、殺菌作用、解熱作用(食べ過ぎに注意)など、非常に多くの効能があります。

また、甘みも食べごたえもしっかりしていますが、カロリーは100gあたり60Kcalと低いので、ダイエット中の方にもおすすめできます。

2つの「おけさ柿」

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新潟県におけるおけさ柿の主産地は佐渡市ですが、実はもう一つの主力産地があり、こちらは「越王おけさ柿」という商標で販売されています。新潟市西蒲区及び秋葉区で生産されるもので、角田山付近にその昔「越の王」という統治者がいたことにちなみ「越王おけさ柿」と名付けられたようです。

おけさ柿のメインの品種となっている「平核無柿」の原産地はこれまで、山形県庄内地方とされていましたが、昭和6年に新潟県農事試験場の技師達による詳細な調査の結果、新津市(現在の新潟市秋葉区古田)の川崎家敷地内の古木が原木と確認されました。「平核無柿」の本当の原産地は新潟県だったのです。

新津市から山形県庄内を経て、佐渡に伝わり、「おけさ柿」としてブランド柿の地位を確立するに至ったのです。

なにか雄大な歴史ロマンのようなものを感じます。

歴史や物語まで一緒に噛みしめながら、新潟の秋の味覚を味わってください。

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