※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。
目次
『6/7(ロクガツナノカ)』さんに行ってきました!
みなさん、こんにちは!
日々元気に記事を書いている、某インターン生です。
いつもは「まとめ記事」を中心に書いているのですが、今回は初の試みで、とあるお店、『6/7』さんをプチ取材してきました!
さて、単刀直入に言うと、『6/7』、これは2016年10月にオープンしたばかりのパン屋さんのお名前です。
「え?パン屋さんなの?」
「パン屋っていったら横文字のあれでしょ」
「○○ベーカリーじゃないの?」
そう思った方、たくさんいると思います。
わたし自身、サイトでこのお店をお見かけした際には、どうしてこの名前をつけることにしたんだろう…と不思議に思って仕方がありませんでした。
なぜパン屋の名前が日付なのか…、
そこには深~いストーリーが隠されていたんです!
『6/7』さんは、新潟市 関屋にあります。
電車に揺られてガタンゴトン…。
『6/7』さんは新潟市中央区文京町、JR関屋駅から徒歩約10分、関屋中学校や日本歯科大学病院の近くにあります。
モダンなプレートを横目に中に入れば、白で統一されたシンプルで且つおしゃれな空間が。
ああ…すごい可愛い…。
香ばしいパンの香りにうっとりしつつ、秘密の小箱のようなお店を眺めていると、奥から明るい店員さんがお出迎えしてくださいました。
アットホームな『6/7』さんで、インタビュー。
ご挨拶をしてから少しの間、写真を撮りながら店内をウロウロしてしていると、わたしはあることに気づきました。
営業中に訪れたこともあって、ちらほらとお客さんが来店してくるのですが、みなさん友達なのかってくらいに、店主さんと楽しげな会話をなさっていたんです。
「○○ちゃん~久しぶり~!」
「来てくれたの~?」
飛び交う声にわたしは、なんてあたたかいパン屋さんなんだと感動。
そんな『6/7』の店主、井浦さんに気になることを伺うことにしました。
ー はじめて来て思ったんですけど、外装も内装も、かなりオシャレなお店ですね!
ああ…ありがとうございます。でも本当にそんなことないんですよ。ただの小さなパン屋です。この内装も、ただ白いだけですし。木のテーブルが1つだけ置いてあるって、ただそれだけです。
ー なにかこだわりとかは?
そうですね…。ほら、うちはパン屋だから、主役はパンでしょう?だから、その分お店はシンプルな箱であっていいと思っているんです。
ー シンプルな箱?
はい。内装屋さんには「白い箱にしてください」とお願いしました。あくまでも主役はパン。店内を彩るより、真っ白な箱であっていい…。それにうちの店が10月にオープンする以前にも、ここはもともとパン屋さんだったので、その時の壁に少し塗装をほどこしたってそのくらいです。オシャレだとおっしゃってくださって光栄に思いますが、あくまでも、ただのシンプルな箱なだけなんです。
ー なるほど…。主役のパンを引き立てる空間づくり…。どおりでパンが輝いて見えるわけですね。かなり腑に落ちました。えっと…では、これまでに何回も話されてきたと思うのですが、改めて『6/7』というお名前の由来について教えてください。
わたし(井浦さん)の誕生日です。誕生日って誰にでもある、みんなが持ってる最初の記念日で、それこそ毎日どこかで誰かの誕生日が来るでしょう?それと、”パン”をかけたんです。パンは日常的に、言ってみれば毎日だって食べるもの。日々の生活に密接に関わってくる食べ物と、誰にでもある身近な記念日(誕生日)の2つの意味をあわせました。
それに、近所には年配の方が多くいらっしゃるので、横文字では難しくとも、うちなら「ほら、あの~何月何日のパン屋よお~」って覚えてくださるところも良かったと思っています。名前を正式にはっきりとは覚えてくださらなくても、話題になったり、印象づけになれば…とも思ってつけました。
例えば、「このお店の名前、なんて意味なの?」とお客様からお声かけをもらえることもあるので、そういった面でスタッフとコミュニケーションがとれる良いきっかけづくりにもなっています。
ー これまた深い…。ずっと前から新潟でパン屋をやろうと決めていたんですか?
いいえ。もともと、わたしはUターンで新潟にいるんです。Iターン、Uターンっていうでしょう?つまり、一回新潟を出て、また戻ってきた人間なんです。新潟を出たのは大学入学時でした。東京の大学に進学して、そのまま10年くらい東京のパン屋で仕事をしていて、そのときは新潟に戻ってくることなんてまったく考えていなかったんです。
ー え…では何故、ここに?
そうですね…。でも、パンに関わる仕事はしていたかったし、かといって東京で開くのは難しい…このままどこかのお店で働き続けるんだろうな…って思っていたんですが、家庭の事情で新潟に戻ってくることになったんです。でも、戻ってきて改めて新潟の良さを知ったといいますか、ほら、新潟って食べ物がすっごく美味しいし、自然豊かだし、家賃も安いし…言ってしまえば東京なんて、お金ばかり飛んでゆくんですよ。(笑)
なによりわたしが生まれ育ったところなので、一番には、この地域のためになりたいと思ったのが決めてですね。故郷を出たからこそ、その良さが分かったんです。なんだかんだ世の中は広いと言うけれど、わたしはそうは思わなくて、社会はせまいと感じています。友達の友達は、実は友達だったり、わたしはそういったつながりを大事に思っているので、なるべくその地域で、その場所に貢献したいんです。
だから、うちのパンには地元の農家さんの素材が使われているんですよ。
わたしまとめ:地産地消、店主井浦さんの、故郷新潟への思い
ここまでの井浦さんのお話を聞いて、思わず「すごい…!」を連発してしまうほどに感動してしまいました。どんなお店、会社にも名前はありますが、そこには大きな意味が秘められているのだということを身をもって実感した瞬間。1000のお店、会社があったのなら、1000の物語がある…なんて素敵なんだろう…と、大いに考えさせられました。
ー ありがとうございました。…では、次にパンのこだわりポイントを教えてください。
はい。うちのパンは、新潟ではあまり見かけないハード系のパンなんですけど…一番はその素材にありますね。先程も言いました通り、小麦だったり野菜だったり…なるべく地元のもの、つまり新潟産のものを使っています。生産者がはっきりしているもの、製造工程も明確になってるものを使うように心がけています。パンになると、それこそ毎日食べてくださる方もいるので、健康的にあってほしいし、だから情報も明瞭にって…。あとは、牛乳・卵・バターを極力使わずに、粉・水・塩・酵母のみの素材本来の味を楽しめるところです。
ー すごい…。お店の由来にもかなり合わさってますね。
そうですね。より身近なところの一部であるパン屋として、そこは重要視しています。それに、新潟ってお米だけじゃなく小麦も美味しいんですよ!新潟って言ったらお米のイメージがあると思いますが、それだけじゃないんです。パンの材料である小麦もなんです。ゆきちから」っていう品種なんですけれど、主張が強くないといいますか、素直な味をしているんですよ。亀田の製粉会社さんにお世話になっています。
ー おすすめのパンとかってあります?
おすすめは、「ゆきちからのバゲット」です。新潟県産小麦を使ったもので、もっちり食感が売りです。人気どころは「クレーム・フィグ」ですね。ハード系の生地の中にクリームチーズとワインにつけたイチジクがごろっと入っているパンで、特に女性に人気があります。あとは、年配の方になると、食パンも人気です。やわらかく仕上げているので、これもかなりもっちりしていますよ。
わたしまとめ:こだわり素材に、これまた大感銘です。
なんでも、本当に素材の味に強いこだわりを持っている井浦さん。余計なものは使わず、小麦、水、塩、酵母のみで焼き上げたパンなので、毎日食べて安心、健康。しかも製造工程、生産者も分かっているものを使っているというのも、本当に消費者、ならびに新潟、地域の方思いな方なんだな…取材しに行って本当に良かったと、こころからお礼をした某インターン生なのでした。
そんなこだわりパンを1つ買ったらなんと、もう1つサービスしてくださいました。
それは一通り取材が終わって、帰り際になにか買っていきたいと思っていたときのこと。
うかがった時間が閉店間際の17時すぎともあって、残っているパンは少なかったのですが、それでもどれも美味しそうで迷ってしまうくらいでした。あとから来たお客さんの中には、バスケットこと買ってゆく人もいてその人気ぶりは確かなものなのだと圧巻。
どれにしようかと考えた挙句、他のパン屋ではあまり扱われていないという、「カンパーニュ カソン」を購入しました。
黒糖が入ったパン…絶対美味しいやつじゃん…と思っていたらなんと、「これ、ちょうど余っていたんで、よかったら」と、井浦さんのご厚意でもう1つオマケにつけてくださった…!!え、ちょ、嬉しい…!!
「今度はお昼の時間帯に来ます!!」
親切で、新潟思いな井浦さんの笑顔に、ホクホクした気持ちを抱きながら去ったのでした。
さっそく持って帰って、頬張りました。
左が「カンパーニュ カソン」、右がサービスでいただいたもので、なんでも水と塩とゆきちからのみで作られているのだそう。
ドキドキしながら、いざ…。
「食べま~~~~す」
が、
「かた~~~~」
ハードパンをなめていた…。
あたためずにそのまま食べようとしたのがいけなかった…、笑いながらわたしは電子レンジの前へ。
レンジで温めると黒糖と小麦の香ばしい香りがするじゃないですか!
「これが正解だ…!」
と、かなりテンションが上がりながら仕切り直し。
わっ
しゃ、
あぁぁあぁ~~~…!
さすがハードパン!やっと食べられる…!
かなりの弾力ともちもち感に、1つ驚きつつ、
素材そのものの味わいにもまた驚き、大満足してしまいました!
いや、本当に美味しいです!
「素直な味とはこのことか!」
みなさんにもぜひ食べていただきたい逸品です!
超おすすめ『6/7』さんのハードパンを堪能あれ!
『6/7』さんのパンはどれも目を引きます。インスタにアップして自慢するのもあり!ただ、夕方には売り切れてしまうことが多いので、気になる人は早めにお店に行くことをおすすめします。
店舗情報 6/7(ロクガツナノカ)
住所:新潟市中央区文京町22-25
電話番号:025-265-6667
営業時間:10時~18時※売り切れ次第終了
定休日:月・火曜
駐車場:2台
URL:Instagram
※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。