※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。
目次
『新潟しゅぽっぽ』ってどんな日本酒?
2016年1月、東日本旅客鉄道株式会社新潟支社(JR東日本新潟支社)は、新潟市が農業特区となったことを受け、地元農家と農業生産法人株式会社JR新潟ファームを設立し、南区で酒米「五百万石」の生産を始めました。
ちなみに、農業特区とは、農業の活性化や振興を目的として、特別な規制緩和や税金の優遇を受けることを認められた地域のこと。
同社が取り組む地域連携プロジェクト(新潟への交流人口拡大を目的に地産品を通して魅力を発信する)の一環として、「五百万石」を使って造られたオリジナル日本酒が『新潟しゅぽっぽ』なのです!
地元の酒米を使ってこだわりの日本酒を造る……ここまではありがちな話ですが、『新潟しゅぽっぽ』のストーリーはここで終わりません!!
最大の特徴は、複数の酒蔵で共通のレシピ(同じ酒米と精米歩合)を使い、醸造していること!
このような取り組みは全国でも類をみないのではないでしょうか?
2018年12月現在、新潟市中央区の「今代司酒造」、新潟市西蒲区の「越後鶴亀」、長岡市の「吉乃川」、妙高市の「君の井酒造」が、『新潟しゅぽっぽ』を醸造しています。
日本酒が好きな人ー!!
はーい!私でーす♪
『新潟しゅぽっぽ』は発売開始当初から毎年飲み比べしております(笑)
ご存知の方も多いかもしれませんが、日本酒の原料は「酒米」と「水」です。
だから、「同じ酒米を同じ精米歩合で醸造すれば、味わいにさほど大きな違いはないのでは?」と、思ってしまいますよね。
ところが!
『新潟しゅぽっぽ』は、それぞれの蔵によって面白いくらいに味わいが違うんです。
今代司酒造
新潟市中央区、「発酵のまち」と呼ばれる沼垂地区にある今代司酒造。
江戸時代の1767年に創業し、明治時代に現在の地に蔵を構えました。
2006年から全量純米仕込みに切り替え、仕込み水には名水「菅名岳の湧水」を運搬して使用しています。
今代司酒造の『新潟しゅぽっぽ』は、スッキリとして飲み飽きしない味わい。
あらゆる温度帯、幅広いジャンルの料理と合わせることができる万能酒で、“THE・新潟地酒”という言葉がピッタリ!
越後鶴亀
新潟市西蒲区。
江戸時代、弥彦参拝の人たちで大きな賑わいをみせていた旧北国街道に蔵を構えているのが越後鶴亀です。
昔ながらの手作業で酒造りをする一方で、ワイン酵母を使った日本酒の開発など新しい日本酒の楽しみ方を提案しています。
越後鶴亀の『新潟しゅぽっぽ』は、リッチな酸が特徴。
濃厚な魚料理との相性がよく、女性に好まれる味わいです。
吉乃川
吉乃川は、江戸時代から味噌や醤油などの醸造業者が多く軒を連ねる長岡摂田屋で1548年に創業しました。
地元長岡と近郊農家の契約栽培米、また蔵人が栽培した「蔵人栽培米」を使用してお酒を造っており、旨口淡麗のお酒を理想としています。
吉乃川の『新潟しゅぽっぽ』は、キリリと香る吟醸香の中に米の旨みを感じました。
こちらも合わせるお料理を選ばないと思いましたが、脂ののった刺身やつくねとの相性がよいとのこと!
君の井酒造
上越妙高市の旧北国街道沿いで代々酒造りを営んできた君の井酒造。
天然の乳酸菌を取り込む伝統的な酒造り「山廃仕込み」にこだわっています。
君の井の『新潟しゅぽっぽ』は、お酒本来の旨味や個性が味わえる無濾過!
煮込み料理や肉料理との相性がよく、常温からぬる燗がおすすめです。
これは是非とも飲み比べしたい!
同じ名前のお酒といえども、味にもラベルにもそれぞれの蔵の特徴がちゃんと出ているんですね。
これは不思議!
というか、
さすが!
というか。
その違いを実際に味わってみたいという方のために、4種飲み比べセットが販売されていますので、みんなで飲み比べして好みをワイワイ語り合って欲しいですね♪
もちろん、一人でじっくりしっぽり飲み比べするのもアリです。
ちなみに、どれも美味しいお酒ですが私の好みはというと……
ゴホンッ…それはここでは秘密にしておきましょう(笑)
盛り上がる日本酒ツーリズム
さて!
この『新潟しゅぽっぽ』、造って販売しているだけではありません!
酒米造りから、お酒の飲み方・楽しみ方まで、様々な体験することができるお酒が『新潟しゅぽっぽ』なんですよ。
これまでに、田植えや稲刈り体験イベント・お酒の仕込み体験・レストランバスや新潟駅の食文化発信拠点「km-0 niigata lab」とのコラボなど多彩なイベントを展開!
全国各地から多くの方々がその魅力を体感しています。
昨年行われた「アウトスタンディングモーメントin新潟」もその一つでした。
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他、各イベントの詳細は『新潟しゅぽっぽ』公式HPをご覧下さい。
2018新潟しゅぽっぽ『新酒・新商品発表会&ふるまいイベント』
これまでの『新潟しゅぽっぽ』とその取り組みをご紹介したところで、それでは、2018年の『新潟しゅぽっぽ』に出発進行ーー♪
12月14日。
JR新潟駅CoCoLo西N+内km-0 niigata lab前にて『新潟しゅぽっぽ』の新酒・新商品発表会とふるまいイベントが行われました!
参加された方、いらっしゃるかな???
新潟のシェフによる、発酵や酵母にちなんだお料理もふるまわれ、イベントは大盛況!
今年から『新潟しゅぽっぽ あまざけ』新発売♪
イベントでは既存の新潟しゅぽっぽシリーズの新酒に加え、新商品「新潟しゅぽっぽ あまざけ」もふるまわれました!!
大ブーム!飲む点滴「あまざけ」キター!!!
こちらの甘酒は、今代司酒造が製造しています。
ストレートタイプなので、そのまま飲めるから嬉しいですね!
お酒と同様、酒米「五百万石」を使用していますが、米麹の甘酒なのでノンアルコール!
お子様もお年寄りも妊婦さんもみんなで美味しく飲めちゃう◎
そういえば……今年も行われた田植えや稲刈りイベントに、たくさんの子供たちが参加していたんですよね。
その時、JR新潟ファームの片野社長が「20歳になったら一緒にお酒を飲もう!」ってお話をしていました。
この甘酒があれば、大人になるまで待たなくっても子供たちと一緒に乾杯することができますね♪
ちなみに、甘酒には疲労を回復し免疫力を高める効果が期待でき、受験シーズンの子供たちにもオススメ!
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同日開催「宵乃Shu*kura」でふるまいイベント
そして昨年同様、発表会の夜には「宵乃Shu*kura」でもふるまいイベントが開催されました!
ちなみに「宵乃Shu*kura」とは、新潟~長岡を往復する『Shu*kura』の夜の臨時列車のこと!
車内では地酒を楽しめる他、おつまみやデザートも楽しめるんですよ。
詳細はJR東日本新潟支社 公式HPをご覧下さい。
ううっ。いいなぁ…来年は乗りたいなぁ…。
さいごに
皆さま、いかがでしたか?
『新潟しゅぽっぽ』の楽しいイベントでは、これからも引き続き新潟の魅力を発進しまーす!!
目が離せませんねっ!
ちなみに『新潟しゅぽっぽ』の気になるお値段は…
日本酒(1合瓶)は税込540円、あまざけは税込324円とリーズナブル!
新潟駅構内のお土産売り場やぽんしゅ館新潟驛店、上越新幹線の車内などで購入することができます!
新潟のお土産にも最適な一品!
是非、年末年始に新潟へ帰省される方はお試しくださいね♪
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