2018やすだ瓦ロードフェスティバルに行ってきた!丸三安田瓦工業の工場見学で知った瓦の魅力♥

新潟県阿賀野市(旧安田町)は東日本随一を誇る瓦の産地だということをご存知でしたか? 瓦って、屋根の上にのっている四角いアレですよね??ちょっと地味じゃない??なんて私も思っていましたが、阿賀野市が毎年開催している「やすだ瓦ロードフェスティバル」へ行ってみたら驚きの連続!瓦ってフォトジェニックでオシャレで機能的!長い歴史と技術から生み出された新しい瓦の魅力をたくさん発見することができました。

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※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

やすだ瓦ロードフェスティバル2018って?

新潟県阿賀野市(旧安田町)で行われている「やすだ瓦ロードフェスティバル」

安田瓦をもっと知ってもらいたいということで、今年も6月10日に開催されました(陶器灯篭点灯は9日開催)

ご存知じゃない方も多いかもしれませんが、安田瓦は瓦の産地として江戸時代から続く歴史があるそうです。

実は私。
お恥ずかしながら安田瓦については詳しくなく、フェスティバルにも行ったことがなかったんですよね。

でも安田が瓦の町と言われてから気がついたのですが、あのヤスダヨーグルトの壁も瓦でした!!

なるほど!そういうことか!!

ということで、今年。

初めて瓦ロードフェスティバルに行ってきましたのでその様子をお伝えします。

初めての瓦ロード散策!

場所はここ

フェスティバルが開催される場所は「やすだ瓦ロード」

え?そんな道があったの?

国道49号線と国道290号線に入口の案内看板が立っていました。

撮影スポット満載の瓦アートがすごい!

フェスティバル初心者なので、まずは総合案内所へ行き散策マップをもらいました。

向かいには安田瓦協同組合の建物。

この裏には80年前の鬼瓦があります。

それではさっそく出発してみましょう♪

(けっこう長い道のりだな。。。)

そしてさっそくお目見えした鬼!

弥彦神社の瓦も発見!安田で作られていたんですね。

会津の鶴ヶ城の瓦もメイドイン安田!初めて知った。。。

安田瓦ってスゲー!!

道のいたるところに瓦アートがあって、どれも見ごたえたっぷり。

煉瓦煙突

バス停

ベンチ

さんかく広場

そしてこんな仕掛けも。。。

鬼だけではなく、可愛らしいネコちゃんも♥

瓦で作られたカトラリーも人気で、特に外国人観光客に喜ばれているのだとか。

だんだん鬼が可愛らしく見えてくる。。。不思議♥

そして「瓦ってちょっと地味なのでは。。。?!」と侮ってごめんなさい。

フェスティバルではこのような瓦アートを見るだけではなく、お買い物をしたり、瓦の絵付け体験や粘土遊び、瓦工場見学などの体験をすることもでき、安田のご当地グルメや瓦焼きグルメを堪能することもできちゃいます。

(アラフォー女子、歩き疲れたので“ぷるぷる果実”食べながらのレポでもいいですか???)

子供から大人まで楽しめるイベント内容になっていますが、大人の方が童心に返ってはしゃいじゃうかも♪

丸三安田瓦の工場見学してきた!

はい。ということで私は工場見学をしてもっと瓦のことを知りたいと思います!!

今回工場見学でお邪魔したのは丸三安田瓦工業株式会社

工場の中へ入る前に、安田瓦ついて少しご説明しますね。

工場規模は全国4位!国内最北端の瓦産地!

安田瓦は、日本の三大瓦の産地「愛知」「兵庫」「島根」に継ぐ全国4位の工場規模をもち、国内最北端の瓦産地

東日本随一の生産量を誇っているそうです!

その歴史は古く、江戸末期から始まり今年は初出荷から175年目!

特徴は、重い雪にも耐えることができるほど丈夫で長持ち

女の私がひょいって持てる重さなのに、この一枚で400kgの重さに耐えることができるんだって!

でも、瓦の原料って土。。。ですよね?一体どうやって作っているんだろうって気になったところで工場へGO!

製造工程順にご紹介していきます。

迫力満点!瓦ができるまで

①土練

土練は瓦の原料である土を練って粘土にする工程。

昔は土を安田町から調達していて安田瓦という名の由来になりました。

現在は旧笹神や津川からも調達しているそうです。

土により焼き上がりが違うので、こちらでは3、4種類調合して粘土にしているのですが、瓦作りの格言ではこの作業が一番大事と言われています

屋根に合わせて均一に瓦を並べるわけですから、一定の大きさに焼き上がるよう緻密に計算(上記写真は外側から成型、乾燥、焼成後の瓦)

②成型

土から粘土になってベルトコンベアで運ばれながら成型をします。

③乾燥

この後4日かけて乾燥

④施釉

乾燥が終わると見慣れた瓦の色になっていよいよ焼きの工程へ。

⑤焼成

瓦は台車に乗せられそのまま「トンネル窯」の中へ入ります。

80メートルの窯の中を移動しながら27時間かけてゆっくりじっくり焼くんだって!

窯の燃料は重油やガスをしようしている工場もあるそうなのですが、ここでは灯油を使用してコストダウン。

⑥梱包、出荷

焼き上がった瓦は人の手により一枚一枚検品され、梱包、出荷。

商品にならなかった瓦は様々な用途に再利用されます。

特に瓦を細かく砕いて土の上にまくと雑草が生えず、水はけが良いとのこと。

瓦ロードのやきもの広場にも敷き詰められていました。

瓦ってエコで便利なんだなぁ。。。

残したい日本の原風景

皆さま、瓦工場いかがでしたか?

普段何気なく目にしていた瓦にこのような長い歴史と技術があると知り、急に愛おしく感じるようになりました。

今はトタン屋根の家が増えていますが瓦屋根の風景は日本の原風景

なくなってしまうのは寂しいですよね。

瓦作りの技術でできたスゴイもの!

この瓦作りの技術を使って、今は屋根の瓦だけでなく様々なカトラリーも作られています。

中でも、テーブルウェア「TSUKI」シリーズは料理王国100選 2017「調理器具・テーブルウェア部門」受賞、ニイガタIDSデザインコンペティション 2017「審査委員賞」受賞、グッドデザイン賞2017受賞。

国内外各業界から大注目されているのです。

瓦の質感、重厚感は料理を美しく演出。新潟市内の飲食店さんでも使用されています!

ちなみに釉薬のシワ模様が月のクレーターのように見えるからTSUKIと名づけられたのだとか!

古くて新しい安田瓦!!

もう1回言っちゃうけど、安田瓦ってスゲー!!

KAWARA TERRACE(カワラテラス)8月8日オープン!

瓦で盛り上がりをみせる阿賀野市。

この夏の8月8日には地域活性化の拠点としてKAWARA TERRACE(カワラテラス)がオープン予定です。

テラスにはカフェやレストラン、特産品の販売やイベントスペースなどもできるみたい。

今年、瓦ロードフェスティバルに行きそびれてしまったそこのアナタ!この夏はカワラテラスで瓦の魅力に触れてみてください!

新たな観光スポットにもなりそうですね♪

やすだ瓦ロードイベント情報

URL:阿賀野市観光協会 観光スポットガイド

丸三安田瓦工業株式会社

住所:新潟県阿賀野市保田6130-1
電話番号: 0250-68-3802
URL:丸三安田瓦工業㈱TSUKI YASUDAKAWARA JAPAN

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この記事のライター

okutani

新潟市南区出身。 365日ダイエットと言いながら、白米もラーメンも日本酒もやめない生粋の新潟っ子。お酒のイベントによく出没します。

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