新潟名物タレカツ丼を「とんかつ太郎 分店」で”ツウっぽく”たしなむ方法

新潟グルメの中でもパワー系メニューと言えば「タレカツ丼」。蕎麦や寿司では得られないガツン!とくる満足感と言えばこれしかありません。新潟県内には大きな看板を掲げている大手チェーンから、地元っ子の間で何世代にもわたって愛され続ける名店まで複数存在します。その中でも”ツウ”が通う名店としてご紹介したいのが「とんかつ太郎 分店」。量や価格では計り知れない魅力、そしてたしなみ方をご紹介します。これであなたも"ツウ"の仲間入りです。

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※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

タレカツ丼「とんかつ太郎 分店」の”ツウっぽく”たしなむ方法

新潟グルメの中でもパワー系メニューと言えば「タレカツ丼」。お蕎麦やお寿司では得られないガツン!とくる満足感と言えばこれです。

B級グルメといえば「イタリアン」などもあげられますが、タレカツ丼は【見た目・味・食べごたえ】の3拍子が揃っています。そして県内には大きな看板を掲げている大手から、地元っ子の間で何世代にもわたって愛され続けている隠れた名店まで複数存在します。

その中でも紹介したいのが「とんかつ太郎 分店」

とんかつ太郎分店
出典:tabelog.com

ここは大きな看板も折込みチラシもテレビCMもやらない、こじんまりとしたタレカツ丼屋さん。
しかし、昼時になるとフライング気味とも思える時間からお客さんが入り、店内で立って待つ姿も見られるほどの人気店。しかも顔ぶれは、いかにも”通いなれた風”ばかり。そんな「とんかつ太郎 分店」の量や価格では計り知れない魅力、そしてたしなみ方をご紹介します。

胸やけしない秘訣は特製タレ。硬派な濃い口醤油ベースがやみつきに

まず、なぜ人気か。
サクサクの極薄カツに目が行きがちですが、「とんかつ太郎 分店」の人気の秘密は、独自のタレにあります。他店で多い甘口のものとは異なり濃い口のキリリとした醤油ベース。サラッとしているのが特徴。

日本人の味覚に慣れ親しんだ醤油味がカツとご飯を交互に、もしくは一緒に頬張ってもまったく違和感がなく、むしろ安心感すら与えてくれます。
どんどん箸が進み、あっという間どんぶりの底が見える。それなのに胸やけしない。お腹いっぱい食べても「また来たい」とすぐに感じさせるのは、胸やけしないタレが秘訣なのかもしれません。

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女性でも5枚は余裕!職人技の極薄とんかつ

カツが揚がる工程としてはまず、奥さんと思われる女性が冷蔵庫の大きなタッパーからある程度まとまった数の肉を取り出し、手際よく叩いて薄く伸ばしていく。

運が良ければモモ肉の塊を薄切りにする場面に遭遇できるかもしれません。その薄さは2〜3mm、職人技と言える薄さ!
その薄さが「とんかつ太郎 分店」の味を左右すると言っても良いでしょう。とにかく均等に薄い。

そして筋が確実に切られているため、何枚平らげても一度も歯に筋が引っかからない。そしてその肉に、独特の歯触りの秘訣ともいえる細かいパン粉を均等にまぶす。それらがご主人の手によってじっくりと揚げられていく。

こんがりキツネ色のカツがカラりと揚がり、キレの良い醤油ベースのタレをくぐりタレカツ丼が仕上がる。

女性も3枚乗せの「小カツ丼」なんて言わずに、是非スタンダード5枚乗せの「カツ丼」をオーダーして欲しいです!

新潟名物”タレカツ”(^ ^) #新潟名物#タレカツ#とんかつ太郎分店

Satoshi Higuchiさん(@carbon.hg)が投稿した写真 –

ツウっぽく分店をたしなむためのおすすめメニュー

ツウぶるならメニューを見ずに一言『カツカレーください』

とんかつ太郎分店のカツカレー。カツカレーのカツがタレカツ。うま! #新潟市 #カツカレー #とんかつ太郎分店

ラーメン好事家さん(@ko_zuka_higashiku)が投稿した写真 –

分店でカツカレーなんて、もう周囲のお客さんは一目置かざるを得ません。

よほどの頻度で通わない限り、大抵のお客さんは「なんだかんだでカツ丼食べたいわ」となるからです。なので、入店早々に腰をおろしつつ『カツカレーひとつ下さい』なんて言おうものなら立派な”ツウ”の仲間入りです。

ポイントは”腰をおろしつつ、サラッと”オーダーすることです。

さらにツウぶるなら『カツ単品&瓶ビール※しかも昼から』

昼からビールなんて、しかも瓶ビールなんて。
ツウたるもの、こんな甘美な背徳感すら楽しめるものです。

瓶ビールをグラスに注ぎながらカツが揚がるのを待つ。揚げたてサックサクのカツがビールに合わないわけがないのは周知のこと。

それをさらりとやってのけるのが”ツウ”です。

※お車の方【飲んだら乗らぬ、乗るなら飲まぬ】でお願いしますね。

一度は挑戦してほしい『特製カツ丼』

特製カツ丼
出典:tabelog.com

ご飯の上に5枚のカツ、そしてご飯のなかに2枚のカツが挟まれています。とうぜんボリュームが出るのでふたがしまらず浮いた状態。

ほかにもメニューはあれど、まずは店主たちに誠意を見せるためにも(?)一度はこの『特製カツ丼』で勝負していただきたい。
朝ごはんを抜いて、お昼少し前にお腹をうんと空かせて気合を入れて、大きな声でオーダーしましょう!

『特製カツ丼をひとつ下さい!』

背を向けて熱心にカツを揚げる夫妻はその手を一瞬とめて、こちらの気合を受け止めてくれるはずです。
丼からあふれてうまくご飯が食べられなくても大丈夫。いったんフタで上の有り余るカツを受け止めておくことができます。

どこかノスタルジックな店内がツウっぽい

懐かしの喫茶店を思わせる店内

なんとなく喫茶店特有の懐かしさすら感じさせる店内は、カウンター席のほかにテーブル席が3~4卓、そして窓際に円卓が一つ。
カウンター席の茶色い合皮張りの丸椅子やえんじ色の床などノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

ただそこにいてタレカツ丼をいただくだけで、帰りのお勘定を済ませる頃にはツウの仲間入りできたような気分にさせるから不思議。
次回のれんをくぐる頃には、メニューすら見ずに注文するあなたがいるかもしれません。

とりあえずカウンター席をおすすめしたい

緊張する?カウンター席はボルテージを最高潮にする特等席

とんかつ太郎分店
出典:retty.me

お店に入った時、カウンター席しか空いていなかったらどうしますか?女性なら思わず遠慮して引き返してしまうでしょうか。

小さい子供がいるファミリーは別として、少人数もしくはおひとり様ならカウンターに座ることをおすすめしたいです。

厨房で真剣勝負を繰り広げる料理人たちに気押されてしまうでしょうか。なんとなく頑固な店主にチェックされている気がして緊張するでしょうか。

少しでもそんな風に感じてテーブル席を待っているならでも、勇気を出してスルリとカウンター席に腰をおろしてみてください。
小さな達成感のすぐ後に味わう、妙な居心地の良さが待っています。

居心地の良いアットホーム感と臨場感

ここ「とんかつ太郎 分店」の厨房には独特な雰囲気が漂っています。
つくり自体は特殊なわけでもなく、むしろラーメン屋さんでも見かけるような、ごくスタンダードな構造だし特別綺麗なわけでもありません。

むしろ、揚げ油に使用されるラード独特のにおいとテリがしみついた味わいがあります。

ここで体感できるのは食欲のボルテージを最高潮まで引き上げてくれる一連の作業を目の当たりにできること。しかも家族総出のチームプレーです。

かつて花形である「揚げ」を担当していたであろう老人男性は、前傾姿勢ながらもスルリと客の間を縫ってお冷から料理まで実にスムーズに提供してくれ、息子夫婦と思われる中年の男女は終始こちらに背中を見せたま、あうんの呼吸でカツを仕上げていく。お嬢さんと見受けられる若々しい女性が老人男性とは別のルートから次々にとんかつを運ぶ。時折、「3番さんお会計いただいた?」なんて大きな声が聞こえる。

こんな臨場感を味わえるカウンター席はぜひおすすめしたいです。

待ち時間すら美味しさの隠し味になる

タレかつ

homewayさん(@homeway17)が投稿した写真 –

この席にいることで実際の待ち時間を短いと感じられたり、逆に「今揚がったのは自分のかな?」などとワクワクしすぎて長く感じられるかもしれません。
いずれにせよ、タレカツ丼を最高に美味しくしてくれる時間になること間違いなし!

いかがでしょうか。

ここまでの流れを目の当りにしてからいただくのと、テーブル席でスポーツ新聞を眺めたりどこでも観られるスマホのヤフーニュース、チャンネル権のないテレビ番組を無感動で眺めてからいただくのでは、味わいが異なるということは想像に易しいことですよね。ぜひ、カウンター席でこの躍動感と一体感を隠し味にして「とんかつ太郎 分店」を”体感”して欲しいです。

元祖タレカツがお家でも食べられる!?

記事をご覧になって「めっちゃ食べたい。。。でも、新潟まで行くのは遠い!」って思われた方に朗報です。

そんな新潟の味を楽しみたい方の為に、「とんかつ太郎」の味がお家にも届きます!

新潟直送計画でも販売中!
ぜひチェックしてみてください!

新潟タレカツセット – とんかつ太郎

店舗情報

住所:新潟県新潟市中央区文京町9-18
営業時間:11:00~14:00 / 17:00~20:00
定休日:木曜日
席数:25席

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※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

この記事のライター

のざわ

夫の転勤で4年前から新潟市中央区に住む2児の母。フリーライターとして新潟のこころ惹かれるスポットを探しては夜な夜な赤ワイン片手に記事を書いています。焼酎が苦手でスチャダラパーが好き。“ほどよい距離感”を心がける34歳ですどうも。

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