【日本酒銘柄紹介】上越市の頚城酒造「八恵 久比岐」シリーズって知ってる!?

上越市柿崎地区は、霊峰「米山」の麓。海と山に囲まれた豊かな自然の中で、良質な水と米に恵まれ、古くから酒造りが盛んな地域です。この地に蔵を構える頚城酒造㈱。代表銘柄「久比岐(くびき)」「越路乃紅梅(こしじのこうばい)」は平成に入り8度も全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、越路乃紅梅特別本醸造は「ワイングラスでおいしい日本酒アワードメインの部」にて平成28年度、29年度と2年連続最高金賞を受賞しています。そして、躍進を続ける頚城酒造が3年前からリリースを開始しているのが「八恵 久比岐」シリーズ。全く新しいコンセプトながらも「久比岐」の名にこだわった想いを聴いてきました。

頚城(くびき)酒造株式会社

頚城酒造株式会社は、1936年上越市吉川区の八木酒造と柿崎区の小松酒造が合併し創業しました。

料理を引き立てる酒、人と人を繋ぐ酒を理想とし、代表銘柄「越路乃紅梅」(こしじのこうばい)は平成に入り8度も全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、新潟を代表する蔵元の一つです。

自然豊かな頚城杜氏の故郷


出典:kubiki-shuzo

上越市柿崎地区にあります頚城酒造株式会社。

柿崎地区は霊峰「米山」の麓にあり、海と山に囲まれた自然豊かな地域です。

平成名水百選の一つ「大出口泉水」にも恵まれ、米作りや酒造りが盛んに行われてきました。

また、越後杜氏(新潟出身で酒蔵へ出稼ぐ酒造り人の総称)の中で、名杜氏を多数輩出した頚城杜氏の故郷でもあります。

蔵人制の酒造り

江戸時代より冬季の出稼ぎによる清酒造りが広まり、蔵人たちの多くは、冬季が農閑期に当たる農民や冬の悪天候で休漁日が多い漁民たちでした。

昭和40年代頃までの酒蔵はこのような季節雇用(蔵人制)が当たり前でしたが、現代では通年雇用の社員による酒造りがほとんど。

しかし、頚城杜氏の故郷である柿崎地区では地元に根付いた蔵人文化があり、頚城酒造では今でも蔵人制で酒造りをしています。

そして、頚城酒造で使用する酒米は地元農家の契約栽培です。農家の中にはもちろん蔵人がおり「米を知る人が造る酒」「酒を知る人が造る米」という伝統的な体制を構築しています

酒造りにおいて大切な水、米、技術が高い水準で揃う頚城酒造は、代表銘柄「久比岐(くびき)」の名の元、新しいコンセプトの日本酒を発売しました

それが今回ご紹介する「八恵 久比岐(はっけいくびき)」シリーズ

日本酒が好きな方にはぜひ知っておいていただきたいおすすめの銘柄です!

八恵 久比岐シリーズとは

「八恵」ってどういう意味?

代表銘柄の前についている八恵(はっけい)とは、柿崎の>「陽・水・土・空・風・木・雪・人」という八つの豊かな恵みを意味しています。

その恵みに心からの感謝と蔵元の誇りを込めて醸すお酒が「八恵 久比岐」です。

こちらがロゴマークです。

そしてシリーズと言っているのは、八恵久比岐には8つの恵みそれぞれをイメージしたお酒があるからです。

3年前から発売を開始し、平成29年7月現在で空、陽、風、雪の4つまでをリリース

そう、八恵シリーズはまだ完成途中なのです。

では、これまでにリリースした4つのお酒を実際に試飲してきたのでご紹介します。

八恵久比岐 大吟醸「空」

故郷の澄み渡る青空をイメージして醸されたお酒。

スッキリ辛口のクリアな味わいで、いくらでも飲めてしまう感じでした。

冷もいいですが、常温からお燗まで楽しめる気がします。

酒米は柿崎産山田錦を100%使用し、47%精米しています。720mlで1700円はコスパも最高!

八恵久比岐 純米吟醸「風」

そよ風のように優しいふくらみのあるお酒です。

後味にもキレがありますので、本来頚城酒造が理想としている「料理を引き立てる酒」として食中酒にしても飲み飽きしません。

使用している酒米は柿崎産越淡麗100%で、大吟醸規格の50%精米です。

八恵久比岐 純米大吟醸雫酒「陽」

万物創世のルーツとも言える太陽の光をイメージし、柿崎産の酒米「越淡麗」を40%まで磨いた最高級のお酒に仕上がっています。

限定200本ラベルにシリアルナンバーが入っています。

贈答用にぴったりですね!

販売店には冬季に毎年1回の入荷しかしません。

八恵久比岐 雪室熟成純米吟醸「雪」

粉雪のように柔らかく、白銀の世界のような透明感あふれる味わいです。

ふくらみもありますので、ワイングラスで楽しむのもいいかもしれません。

使用している酒米は柿崎産越淡麗100%。50%精米し、柿崎黒岩地区の雪室にて貯蔵・熟成しています。

こちらは夏の限定酒

知る人ぞ知る限定酒です!

思わず手に取ってしまう活版印刷のラベル

今回ご紹介している八恵シリーズのラベルは一枚一枚手作業にて活版印刷で仕上げられています。

凹凸が瓶に入った光も美しく魅せてくれ、思わず手に取ってしまいますね。

ジャケ買いしたっていいと思う!

頚城酒造㈱の八木社長にお話しを伺いました

柿崎の恵みという新しいコンセプトの中、全く別の銘柄にしなかった理由について頚城酒造の八木社長は、「柿崎の水や米、そして頚城杜氏の良さを最大限に引き出したい。久比岐にこだわり、このブランドを広めたいという想いがあった」と語ってくれました。

そして気になる次のシリーズについての発売はというと・・・

「未定です。本質的に納得できるものができてから。自分が引退するまでに8つ揃えられればいいかなって。でも、それだと待たせ過ぎだって言われてしまいそうですけどね(笑)」とのこと。

八恵シリーズの完成は、八木社長にとって酒造りの集大成と言えるのではないでしょうか。

さいごに。

頚城酒造が渾身の想いで醸す八恵シリーズ。その完成のストーリーを実際に体感してみてはいかがでしょうか?

新潟市内で八恵久比岐を購入ができるのは、新潟市中央区西厩島にあります地酒防衛軍・吉川酒店さん。

120年以上続く老舗酒屋で、日本酒好きが多く集う人気酒屋さんです。

頚城酒造株式会社

住所:上越市柿崎区柿崎5765
電話番号:025-536-2329
URL:頚城酒造株式会社

吉川酒店

住所:新潟市中央区西厩島2346
電話番号:025-222-2832
営業時間:10:00~19:00
URL: 地酒防衛軍・吉川酒店Facebookページ

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