個性的!新潟の伝統行事に触れるイベント・スポットまとめ

新潟県は南北に長く、豪雪地帯であることから、多種多様な文化が混在する地域です。そのため、面白い伝統行事もたくさんあります!今回はその中からおすすめの伝統行事を紹介!どれも個性豊かなので、興味を持った伝統行事にはぜひ参加してみてくださいね!

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※記事に記載されている店舗情報やプラン内容は変更されている場合があります。詳細については公式ホームページやお電話等でご確認ください。

新潟県は南北に長く、豪雪地帯であることから、多種多様な文化が混在する地域です。そのため、面白い伝統行事もたくさんあります!今回はその中からおすすめの伝統行事を紹介します!

本成寺の鬼踊り(三条市)

新潟の節分と言えばこれ!2/3開催 三条市の『本成寺鬼踊り』

本成寺は金物で有名な三条市にある法華宗総本山のお寺です。

越後のミケランジェロと称された幕末の彫刻師・石川雲蝶の作品があることでも有名です。

ここでは毎年2月3日に節分の豆まきイベントとして鬼踊りが開催されています。

本成寺の鬼踊りは、日本三大鬼踊りの一つとも言われ、室町時代に僧兵と農民が力を合わせて盗賊を追い払ったという故事に由来しているとのこと。

鬼たちが斧や鋸をもって本堂で大暴れする姿は迫力満点!

年男年女が豆を投げて鬼を退散し、一年の厄を祓います。

あちらこちらで泣き叫ぶ子供たちの姿が…。
鬼に抱かれた赤ちゃんは健康に育つと言われており、毎年多くの親子連れで賑わいます。

くじ入りの福豆の販売もあるそうですよ!
何か景品が当たるかもしれませんね。

鬼踊りを見て、福豆を食べて、一年の厄払いをしてみませんか?

本成寺

住所:〒955-0845 新潟県三条市西本成寺1丁目1−20
電話番号:0256-32-0008
開催日時:2月3日、1回目午前11時~、2回目午後2時~
アクセス:JR信越線三条駅より徒歩15分、または三条防災ステーション駐車場に車を停め、無料シャトルバスを利用
※節分当日に本成寺の駐車場は利用できません。
URL:三条市ホームページ

浦佐毘沙門堂裸押合大祭(南魚沼市浦佐)

魚沼産コシヒカリで有名な南魚沼市。
古くから霊山として知られる八海山があり、冬は多くのスキー客で賑わいます。

南魚沼市浦佐にある毘沙門堂普光寺(ふこうじ)で毎年早春に開催されるのが、
日本三大奇祭の一つと言われている「浦佐毘沙門堂裸押合大祭」。
2018年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

浦佐毘沙門堂裸押合大祭の起源はこちら。

かっては、年1回初詣の正月三日に御堂の唐戸を開き、ご本尊様の御廉を上げ御開帳 して行われる行事に、毘沙門天を信仰する人々が各地から集まり、賑わいと混雑を極めました。その多くの信者が他の人より早く参拝しようと、もみ合い押合うその熱さと、年頭にその年の除災招福を願う心から、水行をして参前する。これらのことが混じり合って 次第に裸になる者が多くなり、全員裸で御本尊に額づくようになり、今の押合い祭りに 受け継がれて来ています。
出典:普光寺ホームページ(http://www.bisyamonnosato.com/top.html)

豪雪地・南魚沼の3月。
まだ雪が残る極寒の中でも、男性は上半身裸となりさらし姿で挑みます。

まずは水行をし、「さんよー、さんよー」と掛け声を上げながら毘沙門堂に駆け込みます。

毘沙門堂に辿り着くと我先に御本尊に近づこうと押し合いがスタート。
30kgもある強大ローソクを担いだ男衆も入り乱れ、
堂内は男衆の熱気に包まれます。

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#裸押し合い祭り #浦佐毘沙門堂 #水行

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一般参加も可能で、当日参加OKとのこと。
興味がある方は是非参加してみてください!

普光寺 毘沙門堂

住所:〒949-7302 新潟県南魚沼市浦佐2495
電話番号:025-777-2001
開催日時:3月2日(前夜祭)18:00~20:30
     3月3日(大祭 昼の行事)8:30~11:45、12:30~15:30
        (大祭 夜の行事)17:00~22:45
交通アクセス:JR上越線「浦佐駅」より徒歩で5分
       関越自動車道「小出IC」または「六日町IC」より国道17号経由、
       車で約15分
駐車場:普通車800台、大型車20台
URL:普光寺ホームページ

越後上布の雪さらし(南魚沼市)

魚沼地方は、古くから織物の生産で有名な地域です。
この地域で作られている越後上布(えちごじょうふ)は、苧麻(ちょま)という植物からできる最高級の反物として知られています。

1955年に重要無形文化財に指定され、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

越後国での麻織物の歴史は古く、天平勝宝年間(西暦749~757年)に越後国久疋郡から朝廷に献上された「越布」が正倉院に収められている。 上布の最高級品であり「東の越後、西の宮古」と呼ばれる日本を代表する織物のひとつ。 平安時代には、『延喜式』に「越後布、越後国商布一千段が上納」との記録があり、宮廷に越後の布を納めていたことが分かる。
出典:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/)

なんと正倉院にも収蔵されていたとのこと。とっても昔から生産されているんですね~
現在は生産者が減少し、幻の布になりつつあるそうです。

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【#izumanixLOVEniigata #いいね新潟】 #ユネスコ文化遺産 に登録されている『#越後上布(えちこじょうふ)』。⠀ 越後の小千谷や十日町などで生産される麻織物で、奈良時代には朝廷へ献上されたのだとか。⠀ ⠀ 着物👘になる前の反物を、雪の上に敷き詰める伝統的作業のことを「#雪晒し(ゆきざらし)」と言います。 ⠀ 強い紫外線によって溶けた雪❄から立ち上がった水蒸気が、化学反応を起こしてオゾンを発生。⠀ そのオゾンが植物繊維を漂白するという、昔ながらの自然環境を活かした伝統技法です。⠀ ⠀ これがもう…とてもお見事で、雄大な山々🗻をバックに素晴らしく、美しい。⠀ ⠀ 晴れる日が多い二月中旬と三月下旬、朝の9時過ぎから15時頃までに行うこの作業は、江戸時代のころから続く、雪国ならではの光景でもあります。⠀ ⠀ 撮影地:#Minamiuonuma #Niigata

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越後上布は、2~3月の晴れた日に雪の上に晒して作ります。

雪晒しによって汚れを落とすとよく言いますが、主にかすりの色汚れや使用して出来た黄ばみを雪に晒して漂泊することを指しています。これは雪が融けるとき、オゾンというものが発生して食物性繊維を漂白する働きを利用したものです。反物の品物の種類や汚れによって日数も違ってきますが、通常約1週間くらい晒します。
出典:雪国観光園(http://snow-country.jp/)

雪に晒すことで漂白効果があるそうです。なんとも不思議。

真っ白な雪上に色とりどりの反物。
美しい情景が見られるのも、この時期だけです。

雪晒しの作業は一般公開されているので、公式サイトを要チェックです!
この美しい風景を一度はご覧あれ。

越後上布の雪さらし

URL:南魚沼市ホームページ

狐の嫁入り行列(阿賀町津川地区)

『つがわ狐の嫁入り行列』が5月3日(水)に開催!GWは幻想的な世界に酔いしれる

福島県との県境にほど近い阿賀町・津川地区
県内でも有数の豪雪地帯として有名です。

ここでは、狐に扮した白無垢姿の花嫁とお供の行列が街中を練り歩く、
狐の嫁入り行列が毎年5月3日に開催されています。

人口約1万人の町に、約5万人が訪れるビッグイベントになっています。

そもそもどうして狐の嫁入り行列なのかと言うと、

昔、麒麟山には狐がいて、毎晩のように狐の声が聞こえ、狐火が見られました。津川の狐火は世界一で、麒麟山にまつわる狐火の話しは数多くあります。

 昔、嫁入りは夜にかけて行われ、あたりは暗く、堤灯を下げて行列しました。この堤灯の明りと狐火が平行して見え狐の嫁入り行列が生まれたとも言われています。

 「狐の嫁入り行列」は幻想の世界です。しかし、親から子へ、子から孫へと言い伝えられ、狐火の多く見える年(狐の嫁入り行列の見えた年)は豊作で縁起が良いとされていました。
出典:阿賀町ホームページ(http://www.town.aga.niigata.jp/)

という伝承に由来しているとのこと。

毎年、公募で選ばれたカップルが主役になります。
白無垢姿の花嫁さん、狐の仕草がとてもチャーミングですね!

街中が狐のメイクをした人々でいっぱい!お巡りさんまで狐に変身しています

観光客も狐のメイクでお祭りに参加できるそうです。
とても楽しそうですね~

ちなみに狐のメイク体験は、
狐の嫁入り屋敷でいつでも体験できます。

メイク体験の他にも、
狐のお面作り体験や、お祭りで使用される白無垢の展示もあります。

お祭りには行けないけれど…という方は、
こちらの施設で狐の嫁入り行列を体験してみてくださいね!

つがわ狐の嫁入り行列

住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川、住吉神社~麒麟山公園
開催日:毎年5月3日
交通アクセス:JR磐越西線「津川駅」より徒歩で約30分
       磐越自動車道「津川IC」より車で5分
駐車場:普通車(駐車協力金)500円~1,000円
料金:「狐の体験メイク」大人600円、小人300円
URL:阿賀町ホームページ

狐の嫁入り屋敷

住所:〒959-4402 新潟県東蒲原郡阿賀町津川3501−1
電話番号:0254-92-0220
営業時間:9:00~17:00
定休日:木曜
URL:阿賀町ホームページ

白根大凧合戦(新潟市南区)

白根大凧合戦2017に行ってきた!今話題の南区グルメもまとめてご紹介!

新潟市南区・白根地区。
新潟の特産品である「なし、もも、ブドウ、ル・レクチエ」の生産が盛んな地域です。

毎年6月上旬の5日間に「白根大凧合戦」を開催。

300年の歴史あるイベントで、毎年約20万人もの人が来場しています。

白根地区に流れる中之口川を挟んで白根地区側が東軍味方地区側が西軍となり、24畳もある巨大な大凧が空に舞います。

白根大凧合戦PR動画(Short.ver)

2015年には新潟県の重要無形民俗文化財に指定されました。

白根大凧合戦の由来はこちら。

江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに、白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしたことに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが、起源と伝えられています。
出典:新潟市南区観光協会(http://www.shironekankou.jp/)

住民間のいさかいから端を発していることにはすごく意外ですね笑

今年は6月6日(木)~10日(月)の開催!観覧席は有料観覧席・観覧船・無料観覧席の3種類あります。特に有料観覧席は3月から予約できるのでお早めにご予約ください!

また、南区にあるしろね大凧と歴史の館は、白根の大凧をはじめ、日本の凧から世界の凧まで展示する世界最大級の凧の博物館なので、白根大凧合戦と一緒に訪れてみてください!

白根大凧合戦

会場:新潟県新潟市南区/中ノ口川堤防上(凧見橋・白根橋間)
電話番号:025-372-6505(白根大凧合戦実行委員会・南区役所産業振興課)
開催日時:2019年6月6日(木)~10日(月)、13時~
料金:有料観覧席 500円
   観覧船 100円(高校生以上)
   ※無料観覧席もございます。
URL:白根大凧合戦HP
   白根大凧合戦Facebook

しろね大凧と歴史の館

住所:新潟県新潟市南区上下諏訪木1770-1
電話番号:025-372-0314
営業時間:9:00~17:00
定休日:第2・4水曜日(この日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月3日)
URL:しろね大凧と歴史の館HP
   しろね大凧と歴史の館Facebook

村上大祭(村上市)

新潟県の最北部に位置する村上市
江戸時代には村上藩の城下町として栄えました。

三面川の鮭、村上茶、笹川流れ、瀬波温泉など、グルメに観光に、見どころ満載です。

そんな歴史と伝統のある村上市で毎年7月6、7日に開催される「村上大祭」。

瀬波大祭、岩船大祭と並ぶ村上市三大祭りの一つであり、蒲原まつり、柏崎えんま市と並んで新潟県三大まつりの一つなのです!

村上大祭は江戸時代から続く由緒あるお祭りです。

江戸時代初期の寛永10(1633)年、藩主・堀直竒(ほり なおより)が今の地に西奈彌(せなみ)羽黒神社社殿を造営し、臥牛山の元羽黒から御遷宮した時に遷宮祭を執行したのが、そもそもの起こりとされています。
出典:www.sake3.com

特徴はおしゃぎりという屋台が街中を練り歩くこと。その数なんと19台というから圧巻です!200年前から使われているおしゃぎりもあるとか・・・

2018年に国の重要無形民俗文化財に指定された村上大祭。

去年の様子がYouTubeで楽しめるので、チェックしてみてください!

村上大祭インターネット中継 2018

村上大祭

住所:村上市内一円
電話番号:0254-53-2258(村上市観光協会)※9:00~17:00
開催期間:2019年7月6日、7日
アクセス:JR羽越本線「村上駅」から徒歩で約20分
     日本海東北自動車道「村上瀬波温泉IC」から車で約5分
駐車場:市内の観光駐車場をご利用ください
URL:村上大祭

牛の角突き(長岡市山古志地区)

新潟県長岡市の山間に位置する山古志地区
良質なコシヒカリが取れることで有名な地域です。

この地域では「牛の角突き」と言う、国指定重要無形文化財に指定されている伝統行事があります。

正確な記録が存在しないためいつから始まったのかは定かではありませんが、江戸時代の文豪、滝沢馬琴著「南総里見八犬伝」に角突きと思われる場面が登場することから、江戸時代にはすでに存在したのではないかと言われています。

山古志を含む一帯の地域(現在の長岡市、小千谷市、魚沼市(旧広神村)のそれぞれ一部地域)は、二十村郷と呼ばれてきました。この地域で行われてきた“牛の角突き”は、長い歴史があるとされていますが、記録的資料がないため由来、起源などについては定かではありません。しかし、江戸時代の文豪、滝沢馬琴の書いた南総里見八犬伝に古代の角突きをうかがい知る場面が登場することから、数百年、あるいは千年の歴史があると伝えられています。
出典:yamakoshi.org

牛の角突きは神事であるため様々なしきたりがありますが、最大の特徴は必ず引き分けにすること!かつて牛が家族同然に大切な存在であったことが背景にあるようです。

中越地震を乗り越えて今も受け継がれている牛の角突き。牛たちのみなぎる闘志に圧巻されにいってみてください!

牛の角突き(山古志)

会場:山古志闘牛場(長岡市山古志南平地内)
電話番号:0258-59-3933(山古志闘牛会)
開始時間:10:00開場、13:00取組開始※雨天決行
開催日程:2019年5月4日(祝)、5月5日(祝)、5月26日(日)、6月16日(日)、7月14日(日)、※8月2日(金)、8月3日(土)、8月11日(祝)、9月15日(日)、9月22日(日)、10月13日(日)、※10月23日(水)、11月3日(祝)
※8月2日、11日、10月23日は特別開催。詳しくは山古志闘牛会のブログをチェック!
料金:2000円(高校生以上)※当日会場でお買い求めいただける他、全国のコンビニでも購入可能
アクセス:関越自動車道「小千谷IC」降りて約25分
駐車場:450台
URL:牛の角突き(長岡市ホームページ)

最後に

いかがでしたでしょうか。どのお祭り、伝統行事も個性あふれるものばかリでしたね!

新潟県にはまだまだたくさん個性あふれる伝統行事がたくさんあります。

ぜひ地元の伝統行事についても調べてみてください!

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